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AIのダークサイド: 倫理的な視点から見た技術の影響

AI倫理学ではロボットの倫理について、どのような研究がされているか?

 AI倫理学は最近話題になっている生成AIのみならず、AIとそのアプリケーションに関連する倫理的問題に焦点を当てた学問分野で、AI技術の進化と普及に伴う懸念の高まりにより、増々重要性を増しています。

『職業の自動化と雇用』問題では、AIとロボット技術の進歩により、多くの職業が自動化され、大きな経済的影響をもたらし、新たな社会問題や経済問題を予測したり、既に顕在化している問題の解決策などを調査・研究しています。

 また、人間社会とAIの普及の健全化や、共存や持続可能性についても、幅広い観点から検討しており、AI倫理学ではAI関連技術のみならず、以下リンクのような様々な学術分野や、弁護士のような専門家や、政策立案者や、官僚や、様々なNGOや、ユーザやプライバシー侵害されるリスクの高い一般市民の参加も必要な多角的な研究分野です。

 AI無知倫理学はAI倫理学の中でも、特にAIの政策や法律を決める政治家や官僚のAIに対する『無知』、自分の専門分野しか理解していない専門家の『無知』、開発するAIの社会的な悪影響や違法行為が理解できていない開発者の『無知』、個人情報漏洩問題の深刻さを認識していない一般ユーザの『無知』など、AIに対する様々な『無知』に焦点を当てた、AI倫理学の最先端の実践的な学術分野です。

 NLPなどのAIが持つ『知識』を産業界で活用する方法を考えるのは、比較的容易な側面もあります。一方、その利便性のダークサイドの『AIに対する無知』から発生する被害を食い止めるためは、非常に高度な知識が必要です。

AI倫理後進国の日本
 
 Googleの検索キーワードで、“AI Ethics”と“AI倫理”が検索されたトレンドを比較すると、結果は一目瞭然ですが、世界中で“AI Ethics”と検索すると、殆どの国で非常に関心の高いテーマです。一方、日本だけは“AI Ethics”“AI倫理”も検索者は、ほぼゼロで『ここに表示するデータはありません』と表示されます。

"AI Ethics"と“AI倫理”

世界的に有名なロボット倫理の研究所や大学やシンクタンクや研究者

 ロボットとAIの倫理について研究を行う機関や研究者は、世界中に多数存在します。筆者のSNSなどは、世界中のAI倫理の専門家と繋がっていますが、それぞれの分野でキーパーソンと呼ばれているAI倫理学の専門家だけでも1,000人以上存在します。

 ロボットのAI倫理で国際的に有名な研究所や組織は、以下のようなものが挙げられます。AI無知倫理の専門書には、これらの学術組織だけでなく、100以上の団体や著名な研究者や、その主張や研究内容が説明してあります。
 
カーネギーメロン大学ロボティクス研究所:Robotics Institute

MITメディアラボ:MIT Media Lab

ケンブリッジ大学:The Centre for the Study of Existential Risk(CSER)

つづく…

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