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AI倫理関連映画紹介(7)

『トランセンデンス』(2014年)(原題:Transcendence)
監督:ウォーリー・フィスター
 AI研究者が自身の意識をAIにアップロードすることで、人類の未来に対する脅威となる物語です。ちなみに、ChatGPT-4に『コンピュータ科学の観点からAIをテーマとしたリアリティーのあるSF映画作品にはどのようなものがありますか?』と質問したところ、『2001年宇宙の旅、エクス・マキナ、マイノリティ・リポート、トランセンデンス、ウォー・ゲーム、イーグル・アイ』の六作品を挙げました。流石にAIはAIのことがよく分かっていると感心しましたが、他にも『アイアイロンマン、マトリックス、ロボコップ、太宰治の人間失格』などを挙げ始めたので、ChatGPTの映画評論はあまり参考にはなりません。
 
 トランセンデンスの映画紹介とは、全く関係ないことを説明しだしていることに、驚いたり呆れたりしている読者は多いと思います。しかし、話しが脱線し易いのは、筆者の作風であり個性なので、ここでは映画の話しはさておき、筆者の作風を楽しんでみてください。
 
 万年筆で小説を書いていた時代の作家などが、作者の意図せぬ方向に話しが脱線したり、余計なことを書いてしまう現象は『筆が滑る』と言いますが、作家でなくても、本来は口にすべきでない暴言などを吐いてしまうことを『口が滑る』と言います。ChatGPTが事実と異なることを発言する現象は、近年では『幻覚』として知られています。そのため、NLPが作成した文章のファクトチェックの重要性が、日増しに高まっています。
 
 以下のGPT-3.5と筆者の会話内容には、情報・AIリテラシーに関する重要な要素が含まれているかもしれませんが、太宰治の『人間失格』に関しては、AIが誤った情報を提供しており、実際にはAIやロボットといった要素は登場しません。この点に注意して、AIの回答や筆者の意見を検証しながら読み進めることが重要です。
 
【GPT-3.5】『人間失格』(太宰治):作中に登場する電子脳は、主人公の人生に大きな影響を与えます。
【筆者質問】太宰治???
【GPT-3.5】『人間失格』(太宰治)は、SF小説ではありませんが、主人公の自殺という暴走が描かれています。
【筆者質問】太宰治の『人間失格』はどのような話しですか?
【GPT-3.5】太宰治の『人間失格』は、主人公である中原中也という作家の波乱に満ちた人生を描いた小説です。中原中也は、自分自身に厳しい人間であり、自分自身を『人間失格』と呼びます。彼は、人間の欲望に従って生きることを拒否し、代わりに自己の存在を犠牲にして他者に尽くすことを選びます。しかし、彼の周りの人々は、彼の行動を理解できず、しばしば彼を拒絶します。物語は、中也が自殺する前の数日間を描いています。彼は、友人たちとの出会いや別れ、愛の失敗、そして自己嫌悪に苦しみます。そして、彼は、自殺することで自分自身と社会との間にある隔たりを埋めることを決断します。この小説は、太宰治の代表作のひとつであり、彼の内省的なスタイルと深い哲学的思考によって知られています。また、中也のように自己を厳しく見つめ、社会との距離を感じる人々にとって、共感を呼ぶ作品として愛されています。
【筆者爆笑】汚れつちまつた悲しみに
【GPT-3.5】『汚れつちまった悲しみに』というフレーズは、日本の作家である太宰治の小説『人間失格』の一節に由来します。主人公の葛西という人物が、自らの人生における汚れや堕落、自己嫌悪について述べたセリフで、この小説は太宰治の代表作の一つとして知られています。

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