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近未来麻雀小説(9)新華強北の衝撃の事実

これまでのあらすじ

 新華強北町の財政再建のために遠山金太郎の第二交代人格の萬田金次郎が第三セクター方式で、新中華麻将テーマパークをコンテナサーバーでメタバース(仮想空間)に建設し、寺銭が取れるプレイヤーと、散財してトイチの烏金が必要な集客を開始することになった。

 遠山金太郎は100万点飛ばし、第二交代人格の萬田金次郎が、第一交代人格の代打ちの金さんがこれまで、代打ちで稼いできた100万点をトイチの金利で新華強北町に貸し付けた。萬田金次郎のSPCの萬田地所が新中華麻将テーマパークの建設に要した資金は1万点以下である。遠山金太郎の主人格と交代人格たちが、どれだけエゲツナイことをしているか、気付いた読者は少ないかも知れないが、これが政治というものである。

 勘定奉行はこの100万点が簿外債務になっていることにすら気が付いていないふりをしているが、これが元大蔵官僚の本質である。そのうちマスゴミを使って、新華強北町の簿外債務なのに、国民一人当たりの借金が幾らだと債務者をすり替えると、前世紀の日本と同じ末期症状である。

新キャラ登場:書物奉行

 新キャラの説明が面倒だった作者の俺はChatGPTに『書物奉行とは何ですか?』と質問して執筆の手抜きをした。

【ChatGPT】書物奉行は、江戸時代の日本において、出版物の検閲や管理を行った役職です。江戸幕府が出版物に対して行っていた言論統制の一環として、この制度が設けられました。
 
書物奉行の主な役割は以下の通りです:
 
検閲:出版される予定の書籍、浮世絵、劇本などの内容を事前に審査し、幕府の政策や道徳規範に反するものがないかをチェックしました。不適切と判断された内容は削除または修正を要求されました。
 
規制の実施:当時、特定の主題(例えば、幕府や天皇家の批判、キリスト教関連の内容など)に関する出版は厳しく制限されていました。書物奉行はこれらの規制を実施し、禁止された内容の流布を防ぐ役割を果たしていました。
 
出版許可の発行:出版物が検閲基準を満たした場合、書物奉行は出版許可を発行しました。これにより、正式に出版・販売が可能となりました。
 
違反者への処罰:検閲基準に違反した出版物を発行した者は、罰金や投獄などの処罰を受けることがありました。
 
書物奉行の制度は、幕府が民衆の思想や情報の流れをコントロールしようとした江戸時代の特徴的な制度の一つであり、当時の出版文化に大きな影響を与えました。
 
#書物奉行 の役割を理解した遠山金太郎奉行は、書物奉行に向かって『お主は古文書のアーカイブも管轄しておるであろう。古今東西で有名な雀士を検索いたせ』と申し付けると、ChatGPTにアクセスして『アカギ 〜闇に降り立った天才〜』はどのような話しでござるか?と質問して、またもや執筆の手抜きをした。
 
【ChatGPT】『アカギ 〜闇に降り立った天才〜』は福本伸行による日本の漫画作品で、麻雀を主題としています。この物語は、主人公の赤木しげる(アカギ)が、幼い頃から危険と隣り合わせの命がけの麻雀を通して成長していく様を描いています。

物語は、アカギが賭け麻雀の世界に足を踏み入れるところから始まります。彼はその冷静かつ大胆なプレイスタイルと、勝利に対する異常なまでの執着で、やがて伝説的な麻雀師として名を馳せます。アカギのプレイは、常に一歩間違えば命に関わるほどの高いリスクを伴い、彼はその過酷な環境の中で様々な強敵と対峙していきます。

この作品は、ただのギャンブル漫画としてではなく、キャラクターの心理描写、緊迫した麻雀の対局、そして人間の極限状態における選択と決断に重点を置いていることで高く評価されています。特にアカギの冷徹かつ大胆な性格と、彼が繰り広げる心理戦が物語の中心をなしています。

 このアカギのあらすじを聞いた遠山金太郎奉行は、『アカギと申す者は、ヤクザが登場する咥え煙草で、命がけの闇賭博をする昭和バイアスの掛かったキャラでは御座らぬか。拙者はアカギは読んでおらぬ故、誰か他に麻雀が弱いくせにYouTubeで大口を叩いておる鼻摘まみ者は、おらぬのか?』

 すると、書物奉行はアーカイブから、前世紀初頭に存在したTwitterから、以下の情報を発見した。

ひろゆき氏の知識レベルが一発で分かる麻雀のうんちくがお察しレベルだった…『麻雀は〇〇すれば勝てます』
 
いつだったか、ひろゆきが『麻雀は他の3人が時間掛けて高い手を作っている隙に喰いタンでアガれば勝てる』みたいなことを言ってた時の、『ああ、こいつはいろんな分野でこのレベルのことを言ってるのをあちこちでずっとやってるんだな…』という納得感すごかった。
— いのけん (@inoken0315) February 8, 2022

いのけん (@inoken0315)

『これは確かにレベルの低い最低雀士で御座るな。このような喰いタンの安あがりで勝てるとのたまう大虚けの1ビット脳が相手では、任天堂の初代の8ビットCPUのファミコン麻雀にも勝てぬことは明白である。もっと、まともな雀士はおらぬのか?』

 書物奉行がさらに深く国家機密を掘り下げたところ、十八羅漢ロボットの全貌が浮き彫りになった。これらのロボットは中華人民軍の超極秘プロジェクトの一環として、伝説的な嵩山少林寺の近代的ロボット工場で製造されていたのだ。なんと、これらのロボットには、麻雀戦争に対応するための特製麻雀チップが搭載されているというから驚きだ。 

少林寺十八羅漢ロボット

 十八羅漢は、軍隊の最小戦術単位である『班』を構成する兵士たちで、それぞれが独自の戦闘技術を有していた。彼らの軍隊編成は、二つの班が合わさって『小隊』を形成し、その小隊が四つ集まると『中隊』となる。そして四中隊が集まると『大隊』、四大隊が集まると『連隊』となり、さらに複数の連隊が統合されて、まるで麻雀の牌を並べるかのように『旅団』を構築する…。

 しかし、十八羅漢ロボットたちは単なる戦闘ユニットではなく、高度に組織化された戦略的軍隊の一部としての機能を果たしていたのだ。

 仰天した遠山金次郎奉行は、『嵩山少林寺のロボット工場と申したか? その工場は、新華強北の四天王として恐れられる中華人民軍功夫ロボット最強闇雀士モリエホンと同じ工場では御座らぬか?』と尋ねた。

 書物奉行が『モリエホンは新中華人民軍で、班長の伍長として不名誉退役したので御座りまする』と答えると、遠山金太郎奉行は驚愕し、『あの新華強北の四天王が伍長でござるか? 拙者は、モリエホンは大佐クラスかと思っておったぞ…』

『遠山金太郎奉行殿、新華強北を大中華帝国の首都か何かと勘違いして御座らぬか?』との問いに、遠山金太郎奉行は『ち、違うと申すのか?』と混乱した。

『新華強北は大中華帝国の広東省深圳市福田区の一角に過ぎませぬ。日本で言えば、東京都千代田区外神田の一部が秋葉原のようなもので御座る。遠山金太郎奉行殿の大中華帝国における役職は、秋葉原商店街の町内会長程度で御座いまする。モリエホンよりも強い雀士など、大中華帝国には星の数ほど居りまする』

『そ、それでは、この近未来麻雀小説は、マチルダは次に深圳市のボスキャラを倒し、さらには、広東省大会で優勝し、その後、新疆ウイグル自治区、チベット自治区、内モンゴル自治区といった中国共産党が嫌がるセンシティブな国際問題を解説しながら、黒竜江省哈爾浜市の七三一部隊問題や、五一六部隊、中国遺棄化学兵器問題のような日本国政府が嫌がる問題や、青海省、四川省、甘粛省、雲南省、河南省、吉林省と延々と、架空の役満を考案しながら話を展開しなければ、このシリーズは終わらないではないか!』と、作者の俺は愕然とした。

つづく…

武智倫太郎


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