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AI倫理関連映画紹介(10)

日本人原作のAI関連映画やアニメなど
 
攻殻機動隊シリーズ
『攻殻機動隊』(Ghost in the Shell)は、士郎正宗による日本のサイバーパンク漫画で、その後様々なメディアへ展開されています。制作年度ごとの主なシリーズを以下に説明します。
 
攻殻機動隊(1995年)
監督:押井守
 このアニメ映画は、原作漫画を基にした最初の映像作品で、サイボーグ公安9課の活躍を描いています。ストーリーは、サイボーグ犯罪者『人形使い』を追跡する物語です。
 
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(2002~2003年)
監督:神山健治
 このテレビアニメシリーズは、映画とは独立したストーリーラインを持っており、公安9課の日常的な活動と犯罪捜査を描いています。シリーズは、『スタンドアローン』と『コンプレックス』の2つのエピソードタイプで構成されています。
 
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 2nd GIG(2004~2005年)
監督:神山健治
『STAND ALONE COMPLEX』の続編で、公安9課が新たな政治的犯罪組織『個別の11人』と対峙するストーリーが描かれています。
 
攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society(2006年)
監督:神山健治
『STAND ALONE COMPLEX』シリーズの劇場版で、草薙素子が公安9課を去った後のストーリーが展開されます。新たな敵を追跡する過程で、公安9課と草薙素子が再び共闘することになります。
 
攻殻機動隊 ARISE(2013~2014年)
監督:黄瀬和哉
『ARISE』はプレリュードシリーズであり、草薙素子がまだ公安9課に所属していない頃のストーリーが描かれています。全4話のOVA作品で、各エピソードはそれぞれ独立したストーリーラインを持っています。
 
攻殻機動隊 新劇場版(2015年)
監督:黄瀬和哉
『ARISE』シリーズの続編である『攻殻機動隊 新劇場版』は、草薙素子がリーダーを務める公安9課の活躍を描いています。物語は、経済産業省とテロリストとの対立を中心に展開され、公安9課のメンバーがそれぞれの技能を発揮して事件を解決していく様子が描かれています。
 
攻殻機動隊 SAC_2045(2020年)
監督:神山健治、荒牧伸志
 Netflixで配信された3DCGアニメーションシリーズで、『STAND ALONE COMPLEX』シリーズの続編。2045年の世界を舞台に、公安9課が世界的な経済危機や謎の敵『ポスト・ヒューマン』と対峙するストーリーが描かれています。
 
AI崩壊(2020年)
監督:入江悠
 2030年の近未来の日本社会でAIがどのような反応をし得るかをリアルに描いてあり、AI倫理問題を考える上で、非常に価値の高い作品です。現実社会で実現する可能性が極めて高く、このような事態を回避するためにも、AI倫理が極めて重要です。事件が2030年に発生するという時間軸も、かなり的確な設定だと思います。

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