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新しい環境で可能性を最大限引き出す【アルムナイインタビュー第13弾】

今年9月に開催されたアイセック・ジャパン60周年記念式典。

このシリーズでは、そのコンセプトである”a passionate story”にちなみ、60年分のリーダー達の熱い想いとストーリーを届けることをテーマにアイセックから社会へと羽ばたいた方々のお話をお届けします。

今回は、株式会社TAFDATAの代表取締役である山田将大さんにお話を伺いました。

【プロフィール】
2014年入会。アイセック大阪大学委員会出身。
1,2年生では受け入れ事業局や外部関係局等で活動し、3年生で外部関係統括やさまざまな事業統括など、6つのエリアで統括を務める。4年生では、事務局で外部関係や情報管理などを行う。

現在はどのような活動をされているのですか?

2019年にTAFDATAという会社を起業し、AIによるテニス指導の分析ソフトを開発しています。

アイセックの活動が、今のキャリアにどのようにいきていると感じていますか?

自分が起業した会社のビジョンやミッションに対する思考/思想は、アイセック時代に考えたことがかなり活きていると思います。アイセック時代、特に様々なエリアのディレクションをしていた3年生の時、ビジョン(平和で人々の可能性が最大限発揮された社会の実現)やミッションに対して考える時間が多かったためです。

具体的に言うと、高校時代から持っている「人間の成長は、環境要因とその人の幼少期に獲得した性質の2つが大きい」という思想は、3年のディレクター経験の時に実体験をもって感じました。

アイセック活動を終え、起業した今でも、「人間の成長に寄与する。人類の可能性を信じる」という思想を大事にしていますし、会社の理念にもつながっています。

また、基本的に自分がやりたいことをやるという当時のチームのスタイルは、起業した今でも、「面白いと思うことをやる」というマネジメントに、影響しています。

現在情熱を注いで取り組んでいるものはありますか?またどんなことが原動力となっていますか?

結局自分の会社のビジョン/ミッションが面白いと思っています。
(TAFDATA様のビジョンは「人類の進化 Beyond Human」、ミッションは「Technologyと人類の相互循環を作り出す Create a ecosystem between Technology and Human」です。)
人間はどうしたら成長するんだろう、どういう風に強さをもって、さらなる発展をしていくのかということを考えています。さらに、それらを個人レベルと人類レベル両方の視点にとって考えています。

そして、生物としての強さは、多様性を持つことだと思います。
社会保険とか生活保護などで、現在の環境に対応できない立場を守ることももちろん大事ですが、私個人の興味としては、テクノロジーの力を使い、今までに無かったような新しい環境を与えることで多様性を更新できると面白いですよね。自分の会社で言うと、AIとのコラボによって新しいテニス指導が生まれて、今まで躓いていた子が上達することなどがそれにあたります。

この先のキャリアでどのようなことに取り組んでいきたいと考えていますか?

いろいろな構想を描いている中で、共通してるのは「新しい環境をつくる」ということです。環境のせいでできない、とか、競争のチャンスの土台に立てない、というのが嫌なので、そこに着手していきたいと思っています。

前提として、資本主義の中で社会全体としてはよくなっていると思いますが、これ以上の発展があるのかは考えた方がいいと思います。

システムとか社会的地位が固まってしまうと、発展が止まっていくのではないかという課題感があります。例えば、労働が稼ぐお金よりも、資本が稼ぐお金が多くなってきていますが、、そういう稼ぎ方ってお金を持っている人しかできないですよね。これは元々貧乏な家庭で生まれた場合での社会全体でみた時の損失が大きいと感じています。

だから次にやりたいのは、資本主義を超える仕組みを考えることです。そのために、そういったことを挑戦できるよな実験都市を作ることです。

その中で資本主義の中の労働価値をもう少し上げて、より人がお金を払ってもいいと思うような、幸福価値かつ高機能価値であるサービスを提供したいです。そしてそれは、人間だけでは難しいので、科学的なメソッドとしてAIなどを使います。ここでのAIの使用は、ただ人類を排除していくのではなくて、人類を高めていくものです。これが2050年くらいまでに達成したいことですね。

テクノロジーだけだと人類は進化しないし、人類を労働から排除することになります。
だからこそ、ただやらされる作業を取り除きながら、みんなが工夫して楽しみながら仕事を作り上げていきたいと思います。

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最後まで読んでくださりありがとうございました!
これからの投稿も、ぜひ楽しみにしていてください。
#アルムナイ #インタビュー #アイセック
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