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途上国の医療を根本から変える 。【アルムナイインタビュー第11弾】

今年9月に開催されたアイセック・ジャパン60周年記念式典。

このシリーズでは、そのコンセプトである”a passionate story”にちなみ、60年分のリーダー達の熱い想いとストーリーを届けることをテーマにアイセックから社会へと羽ばたいた方々のお話をお届けします。
今回は、筑波大学委員会出身の 米崎駿さんに、今の活動に影響を与えた原体験についてのお話を伺いました。


【プロフィール】
2012年度入会。筑波大学委員会出身。
1、2年次は受け入れ事業部で活動。3年次は同委員会の人材管理局長を務める。4年次にはアイセック・ジャパン事務局の人材管理局で活動し、ガーナでのインターンシップ事業にも参加。現在は、水戸協同病院総合診療科に勤務しながら、日本・カンボジア・インドネシアなどで若手医師や学生向けの医療教育活動に携わる。

現在はどのような活動をされているのですか?

水戸協同病院総合診療科で働いています。
また、日本やカンボジア、インドネシアの若手医師や学生向けの教育レクチャーも行っています。

アイセックの活動が、今のキャリアにどのようにいきていると感じていますか?

もともと国際協力に携わりたいと志していたので、アイセック時代にガーナでのインターンシップ事業に参加したことはその原体験となって現在の活動に繋がってます。

その研修では、他の国からきた研修生とともに村や学校を訪問して衛生や感染症に関する教育活動を行いました。知識や資源が不足している中でも、子どもたちを村全体で育てる意識がある「コミュニティの力」がとても印象的でした。この経験を通して、アイセックの活動の良さや学生であるからこそできないことに対する気づきを得て、「医療×国際協力」の実現のために何をするべきか明確にすることができました。

また、「ノブレス・オブリージュ」の精神も学びました。好きなことを自由にできるのは恵まれていることで、だからこそ世界に還元していくべきだという意識を持つようになりました。

この価値観は内科医としての仕事の他にも、国内外問わず医療教育に携わっていることにも繋がっています。

現在情熱を注いで取り組んでいるものはありますか?またどんなことが原動力となっていますか?

「医療×国際協力」の実現に力を注いでいます。
途上国の医療を変えるために根源的に必要なものは教育だと思っているので、その教育を通じて途上国の医療全体を支援していきたいです。

そのために今行っていることの1つ目が、自分自身の医者としてのスキルを向上させることです。日本の医療を途上国に還元していくことを実現させるために、日本の医療政策・システムについても学んでいきたいと考えています。

2つ目に、日本中の大学と連携してオンラインで医学的なトレーニングの勉強会の開催や、カンボジア・インドネシアに対しての医療教育活動を行っています。

この先のキャリアでどのようなことに取り組んでいきたいと考えていますか?

医者として5年キャリアを積んできました。

次は厚生労働省やWHOに入って医療政策やインフラを学びたいと思っています。そして、教育活動のスキルも高めた上で、医者と医療政策やインフラなどを複合し、途上国の医療に対してアプローチしていきたいです。

アイセックに入るきっかけでもあった「海外が好き」という初心を忘れずに、現状として自分がやるべきことを常に模索しながら行っていくことを大切にしています。

これからの社会は、自分自身の興味を追求と「ノブレス・オブリージュ」の精神の両立ができる場所になっていってほしいと思っています。

やりたいことができる環境にある幸せを認識して、自分のためだけではなく、社会に還元していく意識も必要になってくると考えています。


インタビューの様子。左から米崎さん、小玉彩乃さん(筑波大学委員会所属)


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最後まで読んでくださりありがとうございました!
これからの投稿も、ぜひ楽しみにしていてください。

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