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世界中の人が価値発揮できるインフラを【アルムナイインタビュー第16弾】

2022年9月に開催されたアイセック・ジャパン60周年記念式典。

このシリーズでは、そのコンセプトである”a passionate story”にちなみ、60年分のリーダー達の熱い想いとストーリーを届けることをテーマにアイセックから社会へと羽ばたいた方々のお話をお届けします。

今回は、笠原彩佳さんにお話を伺いました。

笠原彩佳さん プロフィール

2005年度入会。アイセック慶應義塾大学委員会出身。
1年次にアイセック・ジャパン企画のベトナムツアーに参加し、アイセック・ベトナムの立ち上げの初期活動に従事。
2年次は外部関係局でディレクターとして活動。3年次に同委員会委員長を務め、4年次にはアイセック・ジャパン事務局外部関係局で活動。現在はローマ在住。

現在はどのような活動をされているのですか?

現在は子育てに専念するため、仕事はしていません。(2022年9月 インタビュー当時)
7月までは、オムロン株式会社のコーポレートベンチャーキャピタルであるオムロンベンチャーズ株式会社で、ベンチャー投資への財務分析と意思決定をする仕事をしていました。世界中の新しいスタートアップに投資をすることで社会に必要なイノベーションを生み出し育むVCでの仕事は、社会に貢献する仕事はアイセックの理念とも親和性が高く、面白かったです。

現在は子どもの生活が中心ですが、2つ目のキャリアとして英語での産業翻訳家を考えています。そのために、時間があればその資格取得のための勉強をしています。仕事に戻ってもどこの国でも働けるような英語力を維持しつつ、日本に戻ったとしてもビジネス分野における翻訳家として従事出来るようになりたいです。

アイセックの活動が、今のキャリアにどのようにいきていると感じていますか?


やはり委員長として活動した経験はとても大きいと感じています。
やるべきこととやりたいことを両立できて、みんなが活き活き活動しているような組織を目指していたので、それを実現するために本当に色んなこと考えたり、1人1人の意見を聞いたりしたプロセスを経ることができたのはとても貴重でした。
就職して社会に出るとリーダーのポジションに立つ機会はそう多くあるわけではないと思いますが、自分がリーダーのポジションにいなくても相手の立場に立って考えるなど、組織の一員として活動する上での自分の心持ちのようなものを確立することができた経験でした。

現在情熱を注いで取り組んでいるものはありますか?またどんなことが原動力となっていますか?


個人的には、今はインプットの期間だと思っています。異国の地で子育てをしているという状況で、歴史と言語(日本語・英語・イタリア語)を勉強していきたいという意欲が高まっています。

理由の1つとしては、海外で子育てをしていく上で私自身が日本の歴史や文化を理解していないと、子供に日本人としてのバックボーンがつかないのではと思っているからです。そのような環境でこの問題にどう働きかけていくかということは今の私にとって非常に大きなテーマの1つです。

また、社会的にも色々な局面で過渡期にあると思っていて、例えば戦争の話もありますし、常に様々な価値観が変わっていくなかでこれから新しい社会がどう作り上がっていくのか、今を知るために過去の歴史的な転換期にどういうことがあったのかを学ぶことはとても大切だと思っています。

この先のキャリアでどのようなことに取り組んでいきたいと考えていますか?


漠然とした目標にはなってしまうのですが、「これが私が生まれてきて社会にいる意味なんだ」と思うことのできる活動をしていきたいです。特別に大きなことでなくても、積み重ねてきた経験や今の価値観をベースにして、私が今できることは何か次の軸を探していくことが現在の目標です。

また、例えば海外からフルリモートでも日本の会社で働くことができるように、これからは人それぞれの想いを発揮しやすいようなインフラが整っていることが希望だと思います。本来の1人1人が持っている価値観や関心事を発揮できる世の中が平和だと思っているので、それを可能にするインフラが世界中で整っていくことに可能性を感じています。そして、私自身がそのような世界の形成に貢献できたらと思っているので、テクノロジーをサポートするような企業活動や、教育や後輩向けのカウンセリングなど、誰かの意思決定を後押しするようなお手伝いなど色々な形で取り組んでいけたらと思っています。

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最後まで読んでくださりありがとうございました!
これからの投稿も、ぜひ楽しみにしていてください。
#アルムナイ #インタビュー #AIESEC  
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