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営業女性の足元はヒールなしのぺたんこ靴でもOK?

こんにちは!
アイドマ・ホールディングスです。

外回りで人一倍歩く機会の多い営業職にとって、靴は重要なアイテム。長時間快適に履くことを優先すると、ヒールのないぺたんこ靴を選びたいですよね。しかし、カジュアルな印象が強いと、ビジネスシーンでマナー違反にならないか心配する人は多いようです。

この記事では、営業女性に適した靴選びやおすすめのパンプス、ぺたんこ靴をきちんと見せるポイントをご紹介します。

ビジネスではヒール靴が好印象?営業職のぺたんこ靴はシーンを選ぶ

最近は、クールビズやオフィスファッションのカジュアル化が広まり、服装規定のゆるい会社が増えてきました。ヒールの高い靴を履いて仕事をすることが当たり前、という時代ではなくなり、自由度が増しています。

しかし、昔からビジネスやフォーマルな場面では、ヒールのある靴を履くことがマナーとされています。そのため、空港やホテル、商談やプレゼン時など、お客様へのサービス提供や自社製品をアピールする場面では、ヒール姿を多く見かけます。

ビジネスでは第一印象がとても大切です。ぺたんこ靴でも気にしない人はいるかもしれませんが、だらしなく感じる人もいるかもしれません。人によってどのような印象を持つかわからない服装や身だしなみは、ビジネスにとってマイナスになる場合があります。

きちんと感のあるヒールを履くことは、おもてなしや相手への気づかいであり、大事なマナーの一つと言えるでしょう。しかし、ヒールの必要性は、会社の方針や職種にもよります。営業女性のマナーとして何がふさわしいか、ぺたんこ靴でも不快に思われない場面かどうかを判断して選ぶことが大切です。

 ヒールの高さで印象は変わる

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ヒールの高さは、見た目の印象だけでなく履き心地を左右するため、靴を選ぶ際に重要なポイントになります。

具体的に印象の違いを比較してみましょう。

【フラット】
ヒールのない平らなタイプ。足への負担が最も少ないため、立ち仕事や長時間歩く場合に適しています。しかし、カジュアルに見えてしまう傾向があるため、ビジネスに合うようベーシックでシンプルな色やデザインを選ぶことが重要です。

【ローヒール:2~3cm】
安定感のあるローヒールは、足への負担が少なく、フラットに近い感覚で履くことができます。長時間歩き回る営業職や、ぺたんこ靴よりもフォーマル感が欲しいけれど快適性も損ないたくない、という人におすすめ。

【ミドルヒール:5~6cm】
スタイルを良く見せる美脚効果がありながら、歩きやすさもキープしているミドルヒール。ローヒールと比べるとヒールの高さをしっかり感じるため、長時間歩く仕事には向いていません。ヒール部分が太いタイプ(チャンキーヒール)を選ぶと安定感が向上します。

【ハイヒール7~9cm】
女性らしく華やかな印象があり、見た目を重要視する業種では履かれることの多いハイヒール。脚が最も美しく見える高さとされていますが、一般的なビジネスシーンにはふさわしくありません。

ハイヒールは履きこなすのが難しく、バランスが取りづらいのが難点です。足への負担が大きいため、長時間の使用や履き慣れていない場合には注意が必要です。

【ハイヒール10cm以上】
ヒール上級者向けの高さです。セクシーな印象が強く、慣れていないと歩きづらく転倒する場合があります。高いヒールはステータス志向の高さを表しているとも言われ、一般的なビジネスシーンにはふさわしくありません。

 パンプスで好感度を上げる

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株式会社ワコールが行った「働く女性の靴(パンプス)に関する意識調査」によると、プレゼンや商談などの勝負シーンで活躍するアイテムとして、パンプス(37.8%)が3位に挙げられています。

Q.あなたにとってビジネスシーン(重要なプレゼン、商談、会食など)を格上げする勝負アイテムは何ですか?(複数回答)N:400

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参考:株式会社ワコール「働く女性の靴(パンプス)に関する意識調査」

ビジネスシーンでパンプスを履くことは、好感度を上げるだけではなく、仕事のスイッチをオンにし、気持ちを引き締める効果もあります。

では、好印象に見えるパンプスはどう選べば良いのでしょう?
ポイントは5つあります。

飾りのないプレーンなデザイン
色はスタンダードな黒
控えめな光沢
ヒールの高さは3~5cm
つま先やかかとが隠れる

低めのヒールで主張のないデザインが、清潔感や誠実な印象を与えます。ピンヒールやウェッジソール、装飾が付いているタイプは避けましょう。

 パンプスはつま先の形で選ぶ

つま先は靴のほんの一部ですが、コーディネート全体の印象を左右する重要なポイントです。デザインによって履き心地も変わるため、仕事に適したものを選びましょう。

【ポインテッド】
つま先が細く尖っているタイプ。足先が細い人に適しているデザインです。ヒールがなくても足が綺麗に見えるため人気がありますが、エレガントな印象が強いため、商談やプレゼンなどのビジネスシーンにはあまり適していません。
オフィスカジュアルでは、パンツスタイルに合わせると、クールな印象をキープしつつ女性らしさがプラスされます。

【ラウンド】
つま先が丸く、優しい印象を与えます。ぺたんこ靴(フラットシューズ)に多いデザインです。つま先が圧迫されないため、長時間歩く場合や立ち仕事に適しています。

流行に左右されず、幅広いシーンに合わせやすいため、1足持っていると重宝します。

【アーモンド】
アーモンドのようにほっそりとしながらも丸みのあるタイプ。ブーツや男性の靴にも多く見られるデザインです。ラウンドよりすっきりしていますが、ポインテッドのようなシャープさはありません。足先がシャープに見えるので、美脚効果があります。

【スクエア】
先端が四角くデザインされ、マニッシュな印象です。ポインテッドほど主張は強くなく、きちんと感もあるため、ビジネスシーンに馴染みます。つま先の幅にゆとりがあり、圧迫感を感じさせないため、パンプスの窮屈さが苦手な人や足幅の広い人におすすめです。

【オープン】
夏用のパンプスに多い、つま先が見えるタイプ。女性らしい印象ですが、カジュアルな印象が強く、ビジネスには不向きです。

ビジネスシーンにおすすめのレディース靴

ビジネスには、足元が目立たない控えめなデザインを選ぶことが重要です。外回りの多い営業職では、長時間歩いても疲れにくく、足をしっかりホールドしてくれることも大切な要素の一つ。また、雨の日に備えて、晴雨兼用靴や雨靴も用意しておきましょう。

【オペラシューズ】
足の甲が深く覆われたスリッポン型で、もともとは男性がオペラ観劇時に履くフォーマルな靴として誕生しました。足を包み込むような心地よいホールド感は、歩きやすく疲れにくいため、長時間の着用に適しています。

ヒールの低いぺたんこタイプ(フラットタイプ)が主流ですが、スクエアであれば、指先がゆったりしている分、快適さが向上します。スカートもパンツスタイルも、どちらにも合うデザインです。

【ストラップ付】
足首にストラップが付いているタイプは安定感があるため、通常のパンプスと比べると靴が脱げづらく、長時間履いても比較的疲れません。

ストラップには幅の太いタイプや2本以上付いているタイプがありますが、カジュアル感が増してしまいます。主張のない細めでシンプルなタイプを選びましょう。また、かかとが見えてしまうバックストラップタイプは、ビジネスには不向きです。

手持ちのパンプスがストラップなしで脱げやすい、という場合には、取り外しのできるシューズバンド(シューズストラップ)を使うと良いでしょう。長時間歩くときにバンドを付け、デスクワークでは外すなど、使い分けができます。足の疲れを軽減させるアイテムとして重宝します。

【ローファー】
ローファーは、足の甲が深く覆われたスリッポン型で、甲の部分に切り替えや房飾りが付いているデザインが特徴的です。靴紐を結ぶ必要がないことから、なまくら物(Loafer・意気地がない)が語源とされている説があります。

安定感があり、履き心地が楽ですが、カジュアルな部類に入るため、お客様と会う際には着用NGです。通勤時やデスクワーク時であれば、スーツに合わせても問題ありません。

【レインシューズ】
外回りの多い営業の仕事は、雨の日に革靴を履いて長時間歩いてしまうと、足元がびしょ濡れになり、革が痛んでしまうことがあります。

そうならないよう、レインシューズや晴雨兼用のシューズを用意しておきましょう。特に梅雨のシーズンは必須アイテムです。

オフィスカジュアルにおすすめのレディース靴

オフィスカジュアルで履く靴は、黒、ベージュ、ネイビーやグレー、ホワイトなど、ベーシックで無地のワントーンが基本。派手な装飾や柄物はNGです。カジュアルダウンしながらもオフィスに馴染むファッションを意識しましょう。

【スニーカー】
ビジネスでのカジュアルファッションは、どこまで崩しても良いのか線引きが難しいところ。スニーカーはさすがに無理、と思うかもしれませんが、最近はスーツに馴染むきちんと感のあるタイプが販売されています。

スニーカーであればソールが高めでも疲れることがなく、スタイルアップもできるのが魅力です。カジュアル感を抑えるために、色は黒かホワイト、ラインやロゴのないタイプを選びましょう。着回し力の高いアイテムなので、オンでもオフでも使えて便利です。

【セパレート・サイドオープン】
分かれている(セパレート)という意味を持つセパレートタイプの靴は、つま先とかかと部分が分かれているデザインで、両サイドのカバーがありません。足が固定されないため、ほとんどがストラップ付きです。

ほど良い肌見せ効果で、女性らしい印象を与えます。風通しが良いため、特に暑い季節におすすめです。

【ショートブーツ】
ブーツは職場によって判断が分かれますが、シンプルなデザインのショートブーツであれば認められる場合が多いようです。カジュアル感を抑え、上品な印象を与える細めのヒールを選ぶことがポイントです。

【ブーティー】
ショートブーツよりもさらに丈が短く、くるぶしが見えるブーティーは、パンプスに限りなく近いデザインで、エレガントな印象を与えます。

ぺたんこ靴でもきちんと見せる方法

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ビジネスで履く靴と言えば、以前はヒールのあるパンプスが主流でしたが、その傾向は変わりつつあります。見た目よりも足に負担のない靴を履くことが重要視され、特別な場面でなければヒール靴を履かなくても良いとされるようになってきました。

しかし、ビジネスではきちんと見える好感度の高い靴を履く、という点に変わりはありません。お客様にマイナスイメージを与えないよう、清潔感のある足元を演出することが大切です。

ヒールがなくてもビジネスシーンで好感度を上げるために、3つのポイントをおさえておきましょう。

【上質感のある素材を選ぶ】
履き込むことで艶が出て、より一層存在感が出てくるような、しなやかで上質なレザーを選びましょう。素材の良いものは長く愛用でき、足に馴染んでいきます。

【メンテナンスをする】
足元を見ればその人がわかる、と言われるように、足元にその人となりや品格が表れます。どんなに高価な靴を購入しても、汚れが付き、磨かれていない状態では、だらしない印象を与えてしまいます。

ヒールの高さを気にするよりも、こまめなメンテナンスをして清潔感を保つことの方が大切です。特に大事な商談の前にはピカピカに磨き、革のめくれや、かかとのすり減りがないようチェックしておきましょう。

【甘すぎないデザインを選ぶ】
甘すぎるデザインは、カジュアルで信頼感に欠けて見える場合があります。仕事ができる印象を与えるためには、シンプルですっきりしたものを選びましょう。

まとめ

ぺたんこ靴は、必ずしもビジネスシーンで履いてはいけない、ということではありません。職種や社風にもよりますが、会社の雰囲気を乱すことがなければ、ヒールのありなしは、あまり重要視されなくなっています。

自分の職種や業務に合わせて快適な靴を選び、自分らしい足元で仕事をしていきましょう。

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