NEWoManインスタレーションの制作裏話を聞いてきました。
最近、秋の足音が聞こえるようになってきました。リエカレーです。
秋といえば美味しいものがたくさんありますね。かぼちゃにサツマイモ、秋刀魚などなど・・どれもカレーにぴったりの食材です。こうしたカレーに合わせたいのが、ジュニパーベリーやカルダモンを漬け込んだウイスキーやジン。ちょっと味付けを濃いめにしたカレーにバッチリ合うんです。スパイス料理を嗜みながら月見なんて、最高の秋の過ごし方じゃありませんか?
さて本日は、先日アップした北井さんインタビューでも少し触れた、NEWoMan YOKOHAMAインスタレーション制作の裏側をお話ししようと思います。
元々新宿にあった商業施設ですが、二号店が横浜にもオープンしました。NEWoMan YOKOHAMAのブランドメッセージの一つとして「未知なるMe」を探す場所というものがあります。
未知なるMeをワタシゴト化させ、未知なるMeの探究へ誘うため、ウィンドウ(ないし筐体)を通じて未知なるMeのコンセプトを体験してもらう。これを叶えるため、我々AID-DCCチームは二つのインスタレーションを制作しました。本日は、未知なるあなたの色を見つけ出す「Color me」にフォーカスを当てて内容を綴っていきます。
Color me
ディスプレイに近づくと、多色の水彩絵具が弾けるように自分の体を型取ります。アンビエントな音も連動する幻想的なインスタレーションです。
ゲストの中にある秘めた想いを色で表現し、ゲスト自ら動くことでその色が変化し体の外へ表出。そこで新たな自分(未知なるMe)を可視化することができるというアウトプットになっています。
今回は弊社エンジニア、平尾さんにColor meの制作過程を聞いてきました。難しそうな仕組みを紐解いて教えてもらったので、エンジニアの皆さんのみならず制作に携わる方々は必見の内容になっております!
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これは、僕が入社してすぐ担当することになった案件でして(笑)、5月から取り組みだし、最初はおうちで黙々と作業することから始まりました。Color meは自分自身が水彩画のように様々なカラーに変化するインスタレーションだったので、まずは水彩画に使用できそうなリファレンスを集めました。
また、使用するものはUnityだったので、その中でも参考になりそうなオープンソースを使って一度試作してみたものがこちらです。
(参考:https://github.com/keijiro/Akvfx)
このソースを使うと、体が宙に弾け飛ぶような表現になるんですが、実際に作りたいものは水彩画のように境界線を曖昧にするものだったので、ポストエフェクト(画面に対しエフェクトをかける技法)を使うことにしました。
人体(物体)があるところは赤く、さっきまであったところは緑で塗られるようにしています。特に緑色の部分はじわっと広がりながら透明になっていくような設定にすることで、境界線を曖昧にしました。
また、赤いところには少しだけブラーを掛けて、緑色のところにはノイズで歪ませて強めのブラーを掛けて、というふうに、色ごとにエフェクトの掛け方や合わせ方などを調整しています。Photoshopでいうと、レイヤーがたくさんあるようなイメージをしてもらうとわかりやすいかもしれません。
そこから蝶のエフェクトも足して、デモに向けて制作を進めていきました。
デモ実施後は、人が入ってきた時に色が広がっていくような演出や、色の調整、蝶の演出等の微調整をしていました。
そして完成したインスタレーションの様子がこちらです。
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もうインスタレーションの展示期間は終わってしまったのですが、たくさんの方に体験していただけたようで、チームでも大変嬉しく思っています。
こうしたケーススタディのような記事もこれからはどんどん投稿していこうと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください!
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