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【全体公開版】継続に目標設定は不要。その1

さて、今日も書いていきましょう。タイトルを見て驚いた人もいるかもしれません。だって、どの本を見ても、何か習慣化するには、目標やビジョンが必要。それが強く、鮮明にイメージできればできるほど、実現に近づくと書いてあります。本だけじゃないですね、成功者のインタビューもそういうものが多いです。

でも、ですね。これがただ一つの正解だとすると、私にとって非常にまずい問題が出てくるんです。だって、「病的に飽きっぽい」んです。躁状態の時にありありと設定した目標は、鬱になったら一気にやる気がなくなるんですよ。逆効果というか、あんな大それたことを、恥ずかしくもなく口外していて、恥ずかしい。穴があったら入りたい。消えたい。くらい思っちゃうわけです。

反対に、鬱の時の記憶は躁の時ほとんど役に立ちませんから、「そんなこともあったね」くらいの感じで、でも今は猛烈にこれをやりたいからやる!みたいに息巻いてどんどん進めていっちゃうわけです。あまり調子にのっていると、反動で鬱になったらしんどいから、抑えとこうと思ったこともありますよ。医師のアドバイスや双極症の本をみても、低め安定で構えていくのが鉄則です。とか書かれているんですよ。それができなくて困っているのに…

だから、自分は「目標設定がなく継続するにはどうすればいいか?」というテーマに取り組む必要がありました。原稿の継続本の著者に対して喧嘩を売っているように見えるかもしれませんが、しょうがないんです。

だって、世の中の本はビジネスの成功者が、ビジネスで成功したい人向けにそういう本を書いているんですから。病的に飽きっぽい人向けには、書かれていないんです。もっと言えば、双極症の人数は多くないので、たくさん売れません。売ることを目的とした、商業出版では、こういう本は難しいんですよね。

私は病人なので、ビジネスの鉄則が効かないんです。目標設定して、ブレイクダウンして、ステップを一個づつ登っていって、PDCAを都度回して、軌道修正しながら生きていくなんてことは、躁がきた瞬間、または鬱がきた瞬間、なかったことになります。

でもですね。目標設定をして継続できないのは、話を聞いていると結構存在するっぽいんですよね。別に双極症に限った話じゃなくて。だって、「絵に描いた餅」とか「取らぬ狸の皮算用」とか、慣用句になっているんですよ。義務教育を受けていれば、大体の人に通じるような共通認識があるわけです。

なーんだ。自分だけじゃなかったんだ。継続本、習慣本を読んで、頑張ってそれを実行しようとして、うまくいかなかった人がたくさんいるんだ!とちょっと安心しました。でも、それと同時にちょっと待てよ。目標を設定しないで継続するにはどうすればいいんだ?と考えました。

色々思考錯誤した結果。私は一つの仮説にたどり着きます。仮説ですからね。まあ、言葉のアヤというか、もはや屁理屈みたいなもんなんですけども。お伝えしますね。

何かの目標を実現するために、継続するのではなく。
ただ継続するために、継続したらどうなるか?
言い換えると、継続を目標に、ただ継続することをしたらどうなるか?

という仮説です。これが、この企画で一番言いたかったことです。でも、初めて見る人には、何を言っているのかわかりませんね。引き続き屁理屈を続けます。お付き合いください。

例えば、資格試験を思い出してください。弁護士でも、司法書士でもいいです。私の場合は、Excelの自動化ツールをできるようになりたい!と思って、VBAエキスパートという資格を取得しました。なので、その例を使っていきましょう。

その資格を取るために、合格するまでは頑張りました。それこそ、予備校に行ったり、本を買い漁ったり、模試を受けたりして、頑張ります。私もそうでした。

でも受かった時に、「資格取得のために頑張って勉強する」ことは、終わります。その瞬間終わってしまいます。それから、その勉強・経験を活かして、実務の効率化を図ろうとすると、全然うまくいかない。全然うまくいかないから、さらに勉強すればいいのですが、せっかく自分のパソコンスキルを上げて、効率化したいと思ったのですが、これをパソコンで効率化しようとすると、アナログでやった時の10倍かかる!と思って、めげました。そして仕事もスキルの勉強も嫌になってやめてしまいました。

ここでの問題は、現実の問題を解消するために、勉強して資格を取得した。それを生かそうとしたがために、仕事も技術を磨くこともやめてしまった。ということです。他にも要素(燃え尽き症候群、単なる世間知らずとか)はあるのですが、ここでは少し簡略化して書いてみています。

私にはこう言う経験がめちゃくちゃ多かったので、どうにかしたいと考えました。これを克服できないことには仕事の再開なんか無理だとも思いました。そこで、逆転の発想です。

何かを目的に継続するのではなく、
継続することを目的にしたら、「病的に飽きっぽい」自分には一体どんな変化が起きるのだろう?

その考えで始めてみたのが、原稿用紙を10枚手書きで書くという習慣です。なんの目的もなく、意図もなく、ただ継続することを目的にやってみることにしました。

長くなったので、2回に分けようと思います。ではでは。

ぼくらのフクギョー訓練校 校長
アイダ

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