シェア
相田 冬二(Bleu et Rose)
2017年7月17日 09:52
至近距離で小野二郎の所作を見た。いわゆる流麗なタイプでも、無骨なタイプでもない。とりわけ序盤に顕著だったが、米粒が手のいたるところにくっついていたりしたし、作業そのものがことさら美しいわけでもない。念をこめるようなパフォーマンス性は皆無。また、言うまでもないが、よくいるスピリチュアル系の握り手ではないから、自身の精神をことさら際立たせるーーこれみよがしなーー態度とも無縁である。