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【あいだの生態系研究所・第1回】 人と自然のあいだを紡ぎ直し、つながりの価値観を蘇生する森里海連環学(8/11 18:30〜)

こんにちは。
あいだラボ運営事務局です。

全3回のプレオープンイベントを終え、あいだラボの活動もいよいよスタートしていきます。今日は8月11日に開催されるあいだの生態系研究所の第一回セッションのお知らせです。

あいだラボには「森里海連環学」「サステイナブル・アントレプレナーシップ」「ポスト人間中心デザイン」をそれぞれ軸とした3つのゼミ的組織があります。

その中の1つ、「あいだの生態系研究所」では、生態系におけるあいだの重要性を提唱する「森里海連環学」の理論・哲学を土台に、様々な視点から森里海のつながりや生態系連環を学び、森里海連環学の社会実装・実践への活用契機を探っていきます。

ナビゲーターは、森里海連環学の第一人者でもあり、生態系におけるあいだの重要性を提唱される田中克氏(京都大学名誉教授・舞根森里海研究所長)と、森里海連環学を土台に様々な研究を進める京都大学フィールド研の赤石大輔 氏(京都大学フィールド研 特定助教)のお二人。

あいだの生態系をテーマに各回ゲストをお招きします。生態学的観点から様々なテーマを横断しながらどんな世界がひらかれていくのかとても楽しみです。

8/11の初回セッションは、「森里海連環学:あいだを紡ぎ直し、つながりの価値観を蘇生する」と題し、前半は田中先生と赤石先生にお話をしていただきます。後半は参加者を交えて感じたことを少人数で対話したり、全体で学びを深めていけると良いなと思っています。

あいだの生態系研究所の根っことなる「森里海連環学」の理念・哲学を学びながら、生態系におけるあいだやつながりの持つ意味に向き合っていきます。8月11日(水)18:30からです。お楽しみに!

なお、「森里海連環学って何?」については下記プレオープンイベントの第二弾でのお話が土台になりますので、参加される方はぜひ事前にご視聴の上ご参加ください。

・あいだラボ・プレオープンイベントvol.2 生態系と人のあいだを紡ぐ森里海連環学とポスト人間中心デザイン(田中克氏・稲村徳州氏・渡邊剛氏)

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【あいだの生態系研究所 vol.1】森里海連環学:あいだを紡ぎ直し、つながりの価値観を蘇生する(ナビゲーター:田中克 氏・赤石大輔氏)
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あいだやつながりは生態系においてはどのような意味をもつのだろうか。1989年に気仙沼のカキ養殖漁師が始めた「森は海の恋人」に触発され、2003年に森から海までの多様なつながりを解き明かし、崩した自然や社会を再生に向かわせることを目指した統合学「森里海連環学」が京都大学に誕生した。本セッションでは、提唱者である田中先生と共に、あいだの生態系研究所の根っことなる「森里海連環学」の理念・哲学を学び、“縁の下の力持ち”の復活を目指す「山登りの学」から“あいだ”の今日的意味を考える。

日程:8月11日(水)18:30-20:30
会場:オンライン(zoom)
ナビゲーター:田中克 氏(京都大学名誉教授・舞根森里海研究所長)、田中克 氏(京都大学名誉教授・舞根森里海研究所長)
参加費:
・ラボメンバ:無料
・一般参加:1000円
参加方法:下記peatixイベントページよりお申込ください
https://aidalabo-ea-1.peatix.com/
※ラボメンバの方も申込をお願いします
※あいだラボメンバーシップの登録は↓↓↓から
https://aida-lab.ecologicalmemes.me


[ナビゲータープロフィール]
・田中克 氏(京都大学名誉教授・舞根森里海研究所長)
1943年、琵琶湖近くの滋賀県大津市に生まれる。京都大学名誉教授。現役時代は、タイ類、スズキ類、ヒラメ・カレイ類など沿岸性魚類の初期生活史を研究。その中で多くの稚魚が水際に集まることを見出し、陸と海の境界域としての干潟や藻場や河口域は不可欠の魚の子ども達が育つ場所であり、同時に陸域の人間活動(暮らしや産業)の影響を最も受けやすい極めて“もろい”場所であることより、源流域から海までの多様なつながりを解き明かして、壊した自然や社会を再生させる流れを生み出すまでをゴールに定めた統合学「森里海連環学」を提唱(2003年)。
そのモデル的フィールドしての限りなく豊かであった(漁業生産、生物多様性共に)有明海の再生と2011年3月11日に発生した東日本大震災からの沿岸生態系の復興とそれに依拠する地域社会の蘇生に関わる調査研究・環境教育などを、「森は海の恋人」運動と「森里海連環学」の協働のもとに進める。

・赤石 大輔(京都大学フィールド科学教育研究センター特定助教)
1978年 群馬県生まれ。金沢大学大学院自然科学研究科博士課程後期 修了、博士(理学)。金沢大学・研究員、NPO法人能登半島おらっちゃの里山里海・研究員、珠洲市自然共生室・自然共 生研究員を務める。域学連携事業の企画立案からNPOの設立・運営、多様な主体の連携による里山保全事業の計画策定など、研究者の枠を超えて様々な業務経験を積む。環境省・近畿環境パートナーシップオフィス勤務、京都大学森里海連環 学教育研究ユニット特定助教を経て2020年より現職。



■あいだの探索・実践ラボについて
あいだの探索・実践ラボは、これからの時代のヒトと環境の関係性を二元論を超えて問い直し、再生・共繁栄的な未来に向けてコトを起こしていくための探索・実践型の共同体です。
あいだの回復・生成をテーマに、エコロジー×ビジネス×デザインの各領域を横断した学び直しと、各地でパートナーと展開するフィールド体験を通じ、理論・身体実感・風土に根ざしたプロジェクト・事業を起こしていくための運動体を目指しています。
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■一般社団法人 Ecological Memesについて
エコロジーや生態系を切り口に様々な学際領域を横断する探究者・実践者が群れていく共異体として活動。人が他の生命や地球環境と共に繁栄していくリジェネレーションの時代に向け、個人の生き方やビジネスの在り方、社会実装の方法論を探索しています。
https://www.ecologicalmemes.me/

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