HoloLens2開発やってみた!の日記~初心者向け~
HoloLensって知っていますか!?
HoloLensとは、現実空間にバーチャルな世界を重ねたりできるデバイスで、日本で2世代目のHoloLensとなる、”HoloLens2”が個人開発者向けに販売開始されたのがほんの数日前!超最新機種のデバイスです。
VRってあるじゃないですか。あれは眼鏡型のデバイスで視界を完全に覆って視界全部をバーチャルの世界に没入させるのですが、HoloLensは”Mixed Reality"って言って、視界を全部奪うのではなく、現実の世界にバーチャルを透かしてバーチャルを持ち込むかたちなんです。ざっくり書くと、そんな感じです。
わたしの会社はそのHoloLensの、初代"HoloLens"と"HoloLens2"どちらも開発もしている会社なのですが、私自身はPM(プロジェクトマネージャー)なので、仕事で開発することはないです。
ですが、HoloLensが好きでこの会社に転職しているので、もちろんHoloLensが大好き。しばらく活動できていないけど、XR女子部を作ったのも、MRやVRの世界が大好きだからです。なので、わからないなりにもすこしでも開発をしたいのですが、会社のデバイスにも触れる機会がなく、落ち込んでいたところ、ちょまどちゃんから「ね、HoloLens2を会社用と別に個人でも買って、いま2台あるから、いっしょに開発女子会をしようよ!」という天使のひとことが舞い降りました。ちなみにHoloLensは42万円ほどします。
ちょまどちゃんのHoloLens2開封動画は必見です!
ちょまどちゃんについて
いまやTwitterのフォロワーが7万人もいるので、ちょまどちゃんの説明は不要かもしれません。エンジニアでもあり、さまざまな現場で登壇もしたり、プログラミングに関する漫画を描いていたり、某!外資系会社でCloud Developer Advocateという超かっこいい肩書を持つちょまどちゃん。
いろいろな方に「ちょまどちゃんってどういう子なの?」と聞かれますが、超努力家で、正直で、友達思いです。私がもうだめだ~ってなっているときに連絡をくれることも多くて、友達の少ない私はびっくりすることばかりです。
ときどき私に最適化されたAIかな...?って思ってしまうくらい優しくて、すごくいいお友達です。いっしょにマイクラを遊んでくれる友達でもあります✨
↑ふたりで撮ったマイクラの動画もみてほしいです↑
ハローワールドからはじめよう
去年公開された”Hello World”という映画もありました。”ハローワールド”とは、プログラミングの際、最初に一番簡単なプログラム”Hello World!”を表示させることで、基本のキができた、さあこれでなんでもできるよ!という意味があるとかないとかだそうです。
ブライアン・カーニハンとデニス・リッチーによる著書「プログラミング言語C」(1978年)のC言語バージョンから始まったと言われているそうで、
もう40年以上もこの”Hello World!”が愛され、世界中でいろんな人に使われています。今回は、HoloLensの世界での”Hello World!”です。
VRの世界やMRの世界では、Unityの一番シンプルなCubeを出すという方も多いのですが、今回はふたりでMRTKという、HoloLensの開発に使うMicrosoft謹製のツールキットを利用したい!ということから、MRTKをつかった開発をすることにしました!
環境構築とMRTKのインポート
HoloLensで開発をするのには、Unityというゲームエンジンと、Visual StudioというIDEというものが必要で、最低限この環境を整えてあげる必要があります。
スーパー丁寧なホロラボの中村さんの資料を使って環境を整えます。
なんと、動画もあります(すごい!)
https://speakerdeck.com/hololab/set-up-the-development-environment-for-hololens-2-20200705
ちなみにMRTK(Mixed Relaity Toolkit)の更新によってUnityのバージョンや設定がかわることもあるので、MRTKを使うときはまずMRTKのページを確認したほうがいいようですが、中村さんの資料が4日前の最新資料なので、そのまま使います。変わる前にいますぐやってみてください!(笑)
https://github.com/microsoft/MixedRealityToolkit-Unity
【🔰しくじり1🔰】
今回はMRTK2.4.0を使っていますが、Releaseがどこにあるのか全然見つからなくて泣きました。GithubのUIが変わったからですか?(わかってません)
【🔰しくじり2🔰】
全然ビルドができない!!!!!!(4回目)と思っていたらケーブルが抜けていました。ダ、ダサすぎる。。。
ハローワールドを作ろう
環境構築ができたので、いよいよ今度はアプリをつくります!
MRTKをインポートすると、ありとあらゆるツールが用意されています。
MRTKについてくわしくはこのあたりに書いてあるんですが、例えばHoloLensでものを持つのに使うツールや、写真を撮るときに必要なカメラのツールだったり、いろんなツールがMRTKに入っています。
HoloLensでできることを活かしたツールキットを利用して開発をすすめて、そこにいろいろな自前のコードを組み合わせてエンジニアのみなさまが素晴らしいアプリを開発されています。(これは、コードがわからない私には、気の遠くなるような話です。)
今回はMRTKで簡単に、ハローワールドと書かれた看板てきなものを持って動かせるアプリを作りました。コードを書かずにすべてMRTKとUnityのコンポーネントだけで作れます。
なーんて説明してみながらここに書いてある通りのことをやっているだけです。本当にとっても丁寧な記事です。ありがとうございます!!
https://bluebirdofoz.hatenablog.com/entry/2020/06/03/233145
【🔰しくじり3🔰】
記事にはメイリオのフォントで作る手順となっていましたが、せっかくなのでフォントはかわいいものにしたい!と思って私はフリーフォントりいてがき筆を利用してみました。
実は違うフォントを落として使おうとしていたのですが、なんとそれが途中でうまくいかず、、、。
何度かやって気づいた原因が、フォントの対応文字が用意されていないことでした。有料の日本語フォントなどであればそんなこともないかと思いますが、フリーフォントだと漢字が対応していないものなどもあります。使う文字だけにしてあげれば変換できると思いますが、フォントが対応した文字が使いたい文字にあるかどうかは注意です。
やってみての感想
ちょまどちゃんと、わかりやすい記事のおかげでなんとかアプリを実機にいれて動かすところまでできました!
ビルドして見るまで本当にできてるの?という不安がありましたが、ビルド時間がめちゃくちゃ長く、本当にできているのかがすごく不安なのと、ビルド中にずっとかぶっていないと電源がスリープしてしまうためにずっとHoloLensをかぶっていたのですが、ちょっと動くとケーブルがPCから抜けてしまうことが多く(私のPCの口が緩かったようです)、下手にうごけない状況が大変で、エンジニアの方々はタイムマネジメントやこのドキドキをいつも抱えて大変だなあと会社のほうで伝えたら、Wi-Fiでやればずっとかぶってなくていいということを社長に教えてもらいました。クールだ、、、!
めちゃくちゃトイレを我慢してつらかったので、今度はWi-Fiでのビルドを試してみようと思います。この辺に載っているみたい↓
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/mixed-reality/using-visual-studio
まだコードも1行もかいてない、基本のキのところですが、もっと本格的なアプリ開発にチャレンジしたりしてみたいので、まずはMRTKの機能をいろいろ見てイメージを膨らませたいです。
ちなみに、あえてしょうもないしくじりを書いています。正直🔰初心者🔰すぎて恥ずかしいですが、こんな初心者ミスが誰かの励みになればうれしいです!な、ならないかな。。。
(思い返して、昔作ってみたHoloLensアプリの記事もしょうもない失敗だらけでした、まるで成長していない、、、!お暇だったら読んでみてね!)
ほんとに楽しかった~!!!ちょまどちゃんありがとう☺
↑一応開発中はマスクをしたり換気したりの安全対策をしてました。
早く安心して会いたいな~!
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