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仕事ができる人は“当たり前を積み重ねる”
私は、仕事ができる人に囲まれて生きてたな、と思っています。
そんな、デキる大人の仕事術について書いてみたいと思います。
銀座のクラブには、仕事ができて、しっかり稼いでいる男性が集まります。
そんな銀座のクラブで働く女性たちは、来店くださる男性たちと同様……もしかするとそれ以上に働き者でした。
ワタシが知る限り、銀座のクラブのホステスさんたちは、凄腕・最強の営業パーソンです。
銀座のクラブで仕事をしていた頃、自分がすべき仕事(お酒を作ったり、お客様と話したり)をしながら、横目でこっそり、仕事ができるオーナーママやホステスの女性たち、そして、お客様を観察していました。
お客様や、ホステスの女性たちを観察すると、ビジネスパーソンとして、参考になることばかりです。
例えば、お客様に対して、当たり前を積み重ねるすことがビジネスでも有効ということは、みんな頭ではわかっているはずですよね。
でも、その当たり前を積み重ねるということを実践するのは、なかなかできないのではないでしょうか。
銀座のクラブでは、何十年も、当たり前のことを繰り返し、お客様の信用を得て、お店を経営しているママがたくさんいます。
というよりも、当たり前のことを積み重ねて、お客様から信頼を勝ち取ってきた女性だけが、銀座に残っていると言えます。
例えば、ある銀座の老舗クラブのオーナーママは、毎週月曜日に、欠かさず、お客様のメールに添付して、自分の作った俳句(お師匠さんに習い、勉強してつくった俳句)を送っていました。
ママにとって、お客様にメールを送ることは営業活動の一環です。
そのメールにプラスして、何年も、どんなことがあっても、必ず、月曜日に一句つくり送っていました。
週に一句作らなくてはいけないプレッシャーだってあるはずです。
超忙しい中で、欠かさず俳句を作るオーナーママの継続力を尊敬しています。
だって、続けるって、とてもとても、大変ですから。誰にでもできることではない、と思っています。
でも、お客様の中には、毎週送られてくる俳句について
「なんで俳句なんて送ってくるの?」
と影で笑っている方もいましたが……。
ところが、ある週の月曜日、ママが、欠かさず何年も続けていた月曜日のメールが、お客様に届かなかったそうです。
そして、その日は、お店が大騒ぎになりました。
ママから俳句メールが届かなかったことを心配したお客様から、電話での問い合わせや、心配してお店に来店くださるお客様でお店が慌ただしくなっていました。
お客様は、
「もしや、ママに何かあったのではないか」
と最悪の状況を想定したのかもしれません。それなりに高齢のママでしたから。
送られてくる俳句について、影で笑っていたお客様でさえ
「心配になった」
と言っていました。
ちなみに、何年も続けた俳句が送られなかった理由は、ママが骨折したからでした。
定期的に、欠かさず続けていると、それだけでお客様からの信頼が得られます。
多くの人にとって、継続するこはとても難しいからこそ、何年も続けるすごさと、その影響力の大きさは計り知れないと感じます。
継続さえできれば、可能性は無限大。
それなのに……。
継続すれば、必ず良い結果が得られるとわかっていても、続けられないんですよね。継続って、難しい。
それは、営業活動だけでなく。
例えば資格試験の勉強でも。
ダイエットでも同じ。
継続は力なり。
わかっていても。続けることのハードルの高さたるや。
よく言われることですが、継続するためには仕組み化するという方法があります。
例えば、上記のママが「俳句を思いついたらお客様にお送りする」としていれば、おそらく続かなかったのではないでしょうか。
俳句が出来上がらなければ、お客様に送らなくてもいいわけです。
でも “月曜日”に必ず“俳句を送る”と最初に決めてしまっている。
だから、月曜日には必ず俳句をつくり、その俳句を送らなければならないと仕組み化している点が、継続につながっているのだと、ワタシは思います。
また、継続には、本人が続けることを楽しんでいるという点も重要だと思います。
ワタシは、外に向けて営業するのが好きなタイプですが、一週間のうちにこれだけの人数の方にはアポイントを入れると決めて取り組んでいます。
なんとなく、「アポが取れればいいなぁ」程度に思っていると、続かないものですよね。
仕組み化すれば、継続しやすくなるものです。
やっぱり継続は力なり、です。
観察日誌・今日のまとめ。
継続するって難しいけど、これができれば圧倒的存在になれる。
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