大規模言語モデルでデジタルネイチャーを目指す
落合陽一氏ら筑波大学の研究グループが人間の言葉とコンピュータの言葉をLLMによってつなぐ画期的な方法「抽象言語オブジェクト(ALO)」を提案しています。
https://doi.org/10.48550/arXiv.2304.04498
![](https://assets.st-note.com/img/1681787251821-oVTaMHHpBA.png)
「抽象言語オブジェクト(ALO)」とは、言語モデル(例えば、GPT-4)が扱う言語的概念や情報を、プログラムで扱えるオブジェクトに変換するための手法です。これにより、言語モデルが生成した言語的な情報を、プログラムで利用しやすくなるとのこと。
この手法により、言語モデルを用いて現実世界や仮想世界の状況を言語的に表現・解釈するシミュレーション(模倣)プロセスが可能になります。
論文では応用事例として、以下を紹介しています。
・Three.jsを用いたシンプルなスマートホーム環境を3Dで作成する
・教室環境を自動シミュレーションする
・スマートフォンとプリンターをWi-Fiルーターを介して接続するなどのIoT環境をビジュアル表現する
平たく表現すると、人々がコンピューターとより自然に対話し、理解し合えるようになることを目指された研究です。この研究は、バーチャルリアリティや拡張現実、あらゆる分野での応用が期待されます。
デモは公開されており、だれでも試すことができます。https://codesandbox.io/s/alos-simulat
![](https://assets.st-note.com/img/1681787258028-aiy20VRy1j.png?width=800)
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