相手の時間を奪うという事

「中途採用の募集はしていますか?」
うちの店長のインスタにDMが届いた。
「していますよ!」と、もちろん丁寧にお返しした所「詳細を教えて欲しいです」とのこと。

店長は、「お店のホームページに詳しく詳細があるのでご覧ください」と返していたが、
僕は正直違和感を覚えた。

年齢を少しずつ重ねていくと、いやそうでなくとも、本当に大切だと思うものの中に『時間』が必ず含まれる。
この各個人に与えられた平等な時間というものを大切に使いたいと思う人間は意外に相当数いるという事を把握した方がいい。


朝起きてこのブログを書き、子供達を園までおくり、職場に移動し、朝から晩までサロンワーク。終わり次第自分の眉サロンの事務作業から、マーケティング、ブランディング作業。
終われば深夜2時前とかで、後4時間後には起きてブログを書く。

やりたい事、大切にしたい事に精一杯の時間をついやしているので、『時間』が大切でかけがえない。

友達と話をしたり、後輩と夢を語ったり、作戦会議したり、好きな作家の小説を読んだり、アニメをみたり。
やりたい事は無限に出てくるからこそ、時間は全く足りていない。

だからこそ、今回何がいいたいかと言えば
人に何かをお願いする時、その人の時間を奪うべき内容なのかの想像をするべきだと思うのだ。

今回の件に関しても、DMにてリクルートの確認を本人にする前に、ホームページを調べるべきだったと思う。ホームページまでいけばでかでかと随時中途採用の募集をかけている事が調べられる。

そして、100歩譲って、採用をしていますと連絡が返って来た際に、本当に「詳細」を本人に聞くべきだっただろうか。

正直これは『想像力』と『相手本意』が足りていない。

知らない相手だったとしても、まずは想像力を働かせて、どんな毎日を過ごしているだろうかと考えてみる。
その中で、もし何かを確認する連絡ををしなくてはならない時、いかに相手が返しやすい文面か、なるべく相手の時間を奪わないやり方ができているか。
そんな事を考えてみるべきだと思う。

これは何も、今回のDMに限った事だけではない。
自分以外の人とコミニケーションを取る時、
『自分本意』での一方的な投げかけは、会話のキャッチボールではなく、自分の欲を満たしたいだけの自己中心的な行動になってしまう。

良く、ギバー、テイカーという例え方があるが、『ギブ』を求めてばかりの思考回路になると必ず相手からの『ギブ』が足りなくなった時に、それを周りや環境のせいにしてしまう。

そんなつもりは全く持ってないというのはもちろん。自分が相手に迷惑をかけてやろうなんて思っている人はいない。
ただ、一度自分の言動や、行動を見直してみることも大切。
自分を俯瞰して、行動を丁寧に観察する。

そうするだけで、少し相手に対する投げかけの言葉や、時間に対しての意識も変わってくるような気がする。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?