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【戯曲】泣いた赤鬼と鶴の恩返し あとがきのようなもの+おしゃべり

 このたびは拙作の『泣いた赤鬼と鶴の恩返し』を読んでいただき、本当にありがとうございます<m(_ _)m>

 こちらの作品は、わたしが所属しているミュージカルサークル(趣味の団体です)のための脚本として書いたものです。

 2本書いたのですが、サークルではもう一つの方の作品を上演することに決まり、こちらの作品を上演することは現実的に難しいかな・・・と考え、noteにて発表することにしました。(*´▽`*)

 ちなみにですが、わたしが書いたもう一つの作品の方は、女性5人が1人の男性を奪い合うドロドロ愛憎劇・・・の中にユーモアを散りばめたものです。( *´艸`)

 わたしは5人の女性のうちの1人なのですが、役の上でその男性を愛することに苦心しているところです~。((+_+)) まだまだ稽古中。


 それはさておき、この『泣いた赤鬼と鶴の恩返し』についてですが。
 もともと、『泣いた赤鬼』のお話が好きなんですね。

 誤解とすれ違い。
 失ってから気づく大切なもの。
 そしてなによりもこの話の核となるのが、自己犠牲の精神。

 一体どんな気持ちで、青鬼は赤鬼の元を去ったのでしょう(ノД`)・゜・。
 青鬼の愛情の深さに心を打たれると同時に、みなさんも思ってしまうのではないでしょうか。青鬼、それは違うよと。
 赤鬼からあなた自身を取り上げてしまったことこそ、なによりも残酷だよと。(´Д⊂ヽ

 青鬼の手紙を読み、赤鬼は泣きました。


 ストーリーはこれで終わってて、初めて読んだ時は子供心にモヤっとしました。えっ、このあと2人はどうなるの?(@_@)

 大人になって、世の中には取り返しのつかないこともあると知り、ますますこの『泣いた赤鬼』の深みに気づいて好きになりました。

 そして、さらに年齢を重ねたわたしはこのたび、このアンハッピーエンドに抗うことに。

 同じく「誤解とすれ違い」「失ってから気づく大切なもの」「自己犠牲の精神」の要素をあわせ持つ『鶴の恩返し』と混ぜ合わせてハッピーエンドのストーリーにしてみました。

 今となってはこっちの方が元々のストーリーだっけ? というような気がしております。
 おいおいっ。名作におこがましいっ。(=゚ω゚)ノ

 曲選びも楽しくて楽しくて\(^o^)/
 作中に出てくるのは好きな曲ばかりなのですが、他にも使いたい曲があって、悩んでしまいました。

 たとえばの候補ですが

・ロマンチックが止まらない
・飾りじゃないのよ涙は
・フレンズ
・別れの予感

 どの曲もステキ♪ ・・・泣く泣くボツにしました。(´Д⊂ヽ
 曲のパワーをお借りしたことで、より深く読み手さまの心に届いたかな・・・というような気がします。
 音楽ってやっぱりすごいですよね。


 先日、テレビで『ペルー大使館立てこもり事件』の詳細を特集する番組が放送されていました。ご覧になった方もいらっしゃるかな。

 武装したテロリストによって、人質がなんと4箇月以上も大使館に軟禁されたんですよね。1996年のことです。

 4箇月という長い期間ですが、食料や着替えなど、物資はちゃんと外から中に入れてもらうことができたようです。

 そんな時、人質の精神がかなり参ってきているということを知った外部の人が、あるものを差し入れてくれました。

 それは音楽でした。テレサテンの『時の流れに身をまかせ』。名曲です。
 日本人の人質たちはこの曲を聴いて、心が慰められたに違いありません。最後まで希望を失わないと決意したでしょう。

 ちなみに人質だけでなく、テロリストの一部も耳を傾けていたそうです。

 そういえば『戦場のアリア』という映画もありますね。クリスマスの夜、第一次世界大戦の最前線で、敵対するフランス・スコットランド連合軍とドイツ軍が一夜だけ休戦して、共に歌い、酒を酌み交わすんです。なんと実話なんですって!(=゚ω゚)ノ
 あれも、そのような流れになった最初のきっかけは音楽だったなぁ。

 改めて、音楽の力って偉大だなあと思いました。( ˘ω˘ )


 実は今回の作品で、you tubeではなく、自分で歌ったものを載せてみようかと、試しに録音してみたのですが・・・。


 うん、ダメだこりゃ。(*´▽`*)


 自分で聞いて諦めました。よかったよ、ちゃんと気づいて。危ない危ない。(;^ω^)

 ちなみにですが、この作品をもし上演してみたいという人がおりましたら、脚本料をよこせなどというケチなことは申しません。
 一応、許可だけは取って欲しいですが、どうぞご自由にお使いくださいませ。

 ただ、これは既存の曲を使っているため、そちらに著作権料が発生します。営業目的ではない場合は大丈夫(のはず)ですが、チケット代を取る場合は一定額を払わなくてはいけません。

 詳しいことはJASRACのウェブサイトにてご確認をお願いします。

 実際に上演なさったとしたら、ぜひぜひ動画などでその様子を見せていただけると幸いです。


 最後に、表紙のイラストはみんなのフォトギャラリーから「本田しずまる」さんの『田舎昔話いなかおばあちゃんおじいさん桃太郎かぐや姫藁葺屋根藁葺き屋根』を使用させていただきました。

 温かみのあるイラストで、ほっこりします。(*^-^*)

 それでは、次回からはまた別の作品を投稿したいと思います。なにとぞよろしくお願いします!\(^o^)/

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