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大切な人を亡くしたあなたにおくるパステル画

大切な人を亡くしたあなたにおくるパステル画



14:00お父さんから電話がきました。

「Ai?今大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ、どーしたの?」
「お兄ちゃんがね、、、死んじゃった」
「…………何言ってるの〜、嘘言って〜」
「Ai、こんなこと嘘では言えないよ」

声に力がないのがわかりました。

本当なのかもしれない。
そう思いながらも、こんなことを言ってました。

「数日前にわたし、お兄ちゃんとラインしたよ。あけましておめでとうって。今年もよろしく!って、コロナがおさまるのは来年か再来年かわからないけど、そのときには旦那さんに、新しい弟に会わせてね。って言ってた。」

お父さんは、黙ってました。

沈黙から事実であることを認識せざるおえなくて、いっぱいいっぱいななか、聞きました。

「死因は?どうして。。」

「一人暮らしだったから検死してもらってる。死因はまだわからない。」 

「死因がわかったら教えて」

そう言い、電話を切りました。

電話を切ったあと、やっぱり現実を受け止められなくて、夫に兄の死を伝え、味が全くしない遅い昼ごはんを食べました。でも、喉にご飯が入っていきません。夫に心配をかけてしまうと思い、むりやり口に運んだのを覚えています。

呆然としながら、この目で確かめに行こうと思いました。

飛行機の空席を探しました。

なんとか次の日に乗れる飛行機を見つけ、実家に帰ると母方のおばあちゃんと、父方のおばさんがいました。

そして、目の前にかたくなって動かないお兄ちゃんの姿がありました。

誕生日が来る前だったので37歳でした。

動かないお兄ちゃんが目の前にいても、やっぱり現実を受けとめられずにいるわたしがいました。

お母さんの隣りにいたおばあちゃんの顔をみると、なんともいえない表情で、言葉をかわせませんでした。



お葬式に、おばあちゃんが、おばさんが、昔お兄ちゃんがよく遊んでた友達のお母さんが、そんなには交流がなかったと思うのですが、わたしのお友達のお母さんまでも来てくれました。

おばあちゃんからすると、小さい頃オムツをとりかえたり遊んだ孫が、自分より早くに他界するなんて思ってなかったでしょう。

それはわたしの親も同じだと思います。

わたしも突然の別れすぎて今でも心の整理がつかず、時に小さい頃の兄とのやりとりを思い出しては涙してしまいます。




同じように突然の大切な人との別れがあった方が、今この瞬間にもたくさんいらっしゃるかもしれません。
心の整理つきませんよね。
苦しいですよね。
悲しいですよね。
わたしも同じです。

どうかわたしのお兄ちゃんが、またあなたの大切な人が、肉体はなくなってもその魂は幸せでありますように。

残されたわたしたちは悲しみを持ちながらも、今を一生懸命自分らしく1日1日を過ごせますように。

そんな願いを込めて描きました。




大切な人を亡くしたあなたにおくるパステル画
8888円(全3作品)

8には無限、循環の意味があると言われてます。
命がなくなっても、生まれてきてくれたその存在は永遠に生きつづけることを願って、8並びのお値段にしました。
今回お求めの方には、今回の発送から3ヶ月後と6ヶ月後に絵をお送りします。

今回分1作品
3ヶ月後1作品
6ヶ月後1作品

3ヶ月後、6ヶ月後の作品はインスピレーションベースで描かせていただきます。

大切な人を亡くしたあなたにおくるパステル画

お申し込みはminneから
https://minne.com/items/27731983?uid=CvAAymCRHMujqH7uAwMMAg%3D%3D


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