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会社(法人)と個人事業どっち派?

「やっぱり法人がいいの?」

よく聞かれます。

実はその回答って、実は難しい。
その人の性格や事業によっても最適な形態って変わりますよ。ぶっちゃけ。

なので、性格・事業内容・金額の3つの視点別に、個人事業タイプか法人タイプが、私なりに感じたことを書いていきます。

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性格別

人を肩書で判断している人は、法人タイプ。

代表取締役という肩書に憧れる人は、法人タイプ。

大きな会社との取引をしたい人は、法人タイプ。

ビジネス交流会によく出席する人は、法人タイプ。

自由奔放にやっていきたい人は、個人事業タイプ。

フリーを強調したい人は、個人事業タイプ。

奇抜な考えの人たちと繋がりたいなら、個人事業タイプ。

まだ何をやっていきたいか定まっていない人は、個人事業タイプ。

あれこれ学ぶことが好きな人は、個人事業タイプ。

引っ込み思案な人は、個人事業タイプ。

帳簿作成などある程度の作業が苦にならない人は、個人事業タイプ。

お金をかけずに申告したい人は、個人事業タイプ。

自分で申告せずに、外注する(税理士さんとか)場合でも、個人事業と法人で内容が全く同じでも、法人の方がちょい料金が割高かな?って感じです。法人のベースは「定款・謄本」なので、事業目的や住所を少し変更するだけでも手間にかることも。専門家にお願いすると費用がかかる。自分でやっても時間がかかる。お金と時間がない人は個人事業タイプかも。

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事業内容別

会社との取引が多い事業は、法人タイプ。

芸能人と仕事をする事業は、法人タイプ。

立ち上げ時に設備投資が必要な事業は、法人タイプ。

多店舗展開を視野にいれている事業は、法人タイプ。

会員制の事業は、法人タイプ。

自宅の一角をサロンにしている事業は、個人事業タイプ。

自分のスキルを切り売りしている事業は、個人事業タイプ。

人がマネしにくいことをしている事業は、個人事業タイプ。

個々の能力が高い人が集まっている事業は、個人事業タイプ。

原価率が高い事業は、個人事業タイプ。

やっぱりBtoBがメインになる場合は、法人の方がメリットを感じますね。客観的な「信用」という面では、法人が圧倒的有利な立場です。融資も受けやすくなるため、自己資金があまりなく、初期投資が必要な事業は法人からスタートさせるのがいいかも。

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金額別

税金を安く抑えたい人は、法人タイプ。

所得税の税率が高くなってきた人は、法人タイプ。

利益が500万円を超えるようになってきたら、法人タイプ。

節税の必要がある人は、法人タイプ。

利益が順調に出てきて、節税をしたいと考えるようになったら、やはり「法人化」は一番の節税効果があります。法人への切替えを最初の利益目標として設定してみるのもいいかもしれませんね。

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個人的にはどんな事業内容であっても、許される状況であれば、個人事業からスタートするのをおススメします。

そして、手元に残る利益が500万円を超えるようになってきたら、法人化を検討してみても良いかもしれません。

あ。
あと売上が1000万円超えて、消費税の納税が増えてきたタイミングも法人化検討時期だね。

とにかく法人はメンドクサイ。
設立するときも、いざ事業を止めようとしたときも、手続きが煩雑であり、専門家に依頼すると費用がかかる。

なので、法人にする前に、まずは個人事業で基盤を整え、方向性を定め、法人化のメリット・デメリットを把握した上で、さらなる一歩を踏み出して欲しいかな、と。

法人はとにかくメンドクサイから。

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