【Amazon kindle】ブロックされずにAI写真集を出版するコツ
当サークルでは以前100冊以上のAI写真集を出版していました。
その実績を信ぴょう性として出版するコツを書いていたのですが、24年4月にコンテンツガイドライン違反を受け、アカウント停止になってしまいました。
これにより実績はなくなってしまいましたが、アカウント停止でより明確に判明したこともあります。
今後Amazon KDPでAI本を出版したい、または当サークルと同じようになりたくないという方のために、具体的なブロック・アカウント停止のライン、コンテンツの内容や収益について公開します。
Amazon KDPのブロックとアカウント停止について
ブロックは、出版しようと登録した本が販売できない状態になることを指します。
アカウント停止は、ブロックされるような本を何回も登録したり、重大なコンテンツ違反をしたりした場合に、KDPそのものが使えなくなるものです。
ブロックの段階では、その本が販売できないだけで済みます。
内容を特定して修正すれば再販も可能です。
ただアカウント停止になると本の出版はもちろん、発生していた収益が受け取れない、過去の本の出版停止、新規アカウントの作成ができないなどの処罰を受けます。
ブロックで済むのは限度がある
今回当サークルがアカウント停止になったのはおそらくブロックされるような本を何度も出版してしまったからです。
他出版者の内容を確認して厳重にチェックを行っていたのですが、それでもコンテンツガイドラインに引っかかってブロックになってしまうことがあり、結果アカウント停止となってしまいました。
〇回までブロックで済むみたいに明確なラインが決まっていないので、基本ブロックされないように出版するのがアカウント停止を避けるコツになります。
ブロックされないコンテンツのラインは?
まずはkindleのコンテンツガイドラインを確認
まずkindleのコンテンツガイドラインをしっかり確認しましょう。
事前にどういったものがNGなのかを把握することで、生成するコンテンツの内容を絞れます。
kindleのコンテンツガイドラインは以下の通りです。
AI写真集で重要なのは以下3つです。
違法なコンテンツまたは権利を侵害するコンテンツ
不快なコンテンツ
人工知能 (AI) コンテンツ
違法なコンテンツまたは権利を侵害するコンテンツ
これは著作権、肖像権などが含まれる画像を自分の作品に使用するのはNGということです。
特定の人物や版権キャラを学習させたLoRAデータを使用するとブロックされる可能性があります。
なぜかそういったLoRAを使用して出版できている方もいますが、真似するとブロックどころか訴訟などの問題に発展するリスクが高いです。
提供サイトで商用利用可となっていることもありますが、明らかに著名人の画像を無断学習したようなLoRAはアウトなので、使用しないようにしましょう。
・提供サイトで商用利用可か確認する方法
Civitaiでは、モデルページでライセンスが確認可能です。
まずLicenseが「CreativeML Open RAIL-M」のものは商用利用可とされています。
アイコンがついているものはCreativeML Open RAIL-Mに制限がついたものです。
以下2つがOKとなっていれば「作者の表記なし・画像販売OK」と判断できます。
Use the model without crediting the creator
Sell images they generate
稀に上記以外のライセンスがついている場合があります。その場合はライセンス部分がリンクになっているので、そちらを確認してください。
ライセンスを見ても判断できない、またはライセンスについて表記がないデータの商用利用は避けた方が無難です。
不快なコンテンツ
AI写真集はここが一番重要なポイントです。
ガイドラインは以下通りです。
特に「わいせつ」「児童ポルノ」に引っかかる可能性が高く、このラインが分からずに多くのクリエイターがブロックされています。
詳しいラインについては後述します。
人工知能 (AI) コンテンツ (テキスト、画像、または翻訳)
この規約に関しては出版時に記入する項目があるため、それに沿って入力すれば問題ありません。
要は「AIで作られたコンテンツであるか」をしっかり示せというもの。
AI写真集なら「画像にAIを使用している」「使用したツール」を入力すれば引っかかることはないです。
AIコンテンツがブロックされるライン
上記の不快なコンテンツに引っかかる部分を具体的に解説します。
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