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コロナで働く看護師(派遣、短期、臨時)③

検疫の仕事はすぐに…

無期限のつもりで準備していった成田だったが、実は…
福岡での求人も調べながら働いていた。やっぱり地元で働きたいというのと、地元の困っている方を優先したいというのがあり、福岡の求人があればわざわざホテル暮らしをする必要もないかと思っていた。

成田のホテルにいるときに、福岡の求人の派遣会社への登録を行い、働く日取りまで取り付けて成田を辞めた。

こういう仕事は、普通に働いていると出会うことのできない人との出会いも多く、ここでは同期とも仲良くできたし、飲み会を開いてくれた同僚もいた。
居酒屋で飲んだ後に家にまで行って宅飲みし、今度は博多に遊びに行きたいということで、私の地元に旅行に来てくれることになった。

働いていると、中にはつっけんどんで冷たい人も少なくなかったし、流石に地元から離れて友達も家族もいない中働いているため、孤独感は否めなかったが、そうやって優しく接してくれる人が一人でもいるととても救われた。

結局2週間と少し働いて、福岡に帰ることにした。
北海道とは違って、アドレナリンが出るほど切羽詰まった状況ではないというのと、同じ立場の臨時職員の先輩が多かったということで、短い間だったが結構ストレスのかかる職場だった。
待機場所も一人になれず、話す相手もおらず、することもない時間もあり、常に誰かに監視されている感があった…

帰福したあと

8/17までの勤務を終わらせ、飲み会の翌日に帰路についた。
今回は5日ほど自宅で休み、次は久留米での宿泊療養施設(ホテル)での業務を開始した。
旅行の経験があまりないため、ビジネスホテルのような一般的なホテルの内装はいまいち良くわかっていない私だが、東横インでの仕事を開始するにあたって、東横インに行って担当者に声をかけるよう指示されていた。
フロントにたくさんの人がおり、状況把握が追いつかないことと、私が入館したことでそのたくさんの人からの視線が集まったことで、早速心が折れた…

人間関係が苦手なのと、大勢の人からの注目を浴びることが苦手なのと、人見知りなのが相まって、どうすればいいか分からない状態に陥った。

久留米での業務開始

県庁から来られている現場をまとめる役目の総括、物品請求など事務業務を担当しているロジ、保健所の保健師と看護師・会計年度任用看護師と派遣看護師からなる保健医療班、資格のない派遣職員からなる生活班で成り立つ。

日勤と夜勤の切り替えの時間帯だったこともあり、20人ほどはいた。
かなり忙しいわけではなく、割とゆったり仕事ができる現場だった。和気藹々というかとても仲のいい、やりやすい人たちが多かった。

久留米周辺でコロナ陽性になった患者の入所者に対する看護業務を請け負った。

事務所

業務内容について

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