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持病と向き合う看護師①

診断された病気I

中学生頃、貧血を指摘されたことがあった。
母親が看護師ということもあって、血色や諸々の情報からそう言われていたが、医師から明確に指摘されたのは、その時が初めてだった。

高校生になり、再度何かで受診した際に貧血を指摘され、鉄剤を内服することになった。母親から知らされていたが、お腹の調子が悪くなったり、お通じに影響することが多くあるらしい。
言われていた通り、便秘気味になったり調子が悪くなったため、すぐに内服をやめた。

ということで、ものごころついた時から貧血状態で過ごしているため、体のだるさや体力のなさには慣れているからかよくわからない。
結局、貧血については定期受診などせずに治療なしで今に至る。

診断された病気II

専門学校に行き始めて少し経ってから、看護師の母親が「首がなんか大きくない?」と問いかけた。気にしたことはなかったので、鏡で見てみてもよくわからない。

母親のクリニックで検査をすることに…専門的な検査はできず、甲状腺の専門の病院を紹介された。血液検査とエコー検査をすると、橋本病(甲状腺機能低下症)と甲状腺腫瘍が見つかった。幸い小さくて良性のものだったので、このまま経過観察でいいとのことで、内服もなく治療もなし。定期受診の予定もなかった。

その後は、あるタイミングになった時になんとなく甲状腺の採血をして、データを見るだけで、特になんの治療もしていない。

その後も、他の人から不意に甲状腺が大きいことを指摘されることはあるが、体調に特に異常はなく、日常生活にも支障はない。

診断された病気III

専門学校の2年生の実習中、課題のレポートが大量にある中鉛筆を握ることができなくなり、痛みと腫れがひどかったため専門学校の先生に相談してみた。
授業では、左右対称と言われているが左右対称ではなく片方だけ…
でも、有名なリウマチの先生がいるクリニックを紹介してもらった。後日予約し、そちらへ受診すると、迷うことなく「RA +」関節リウマチですね、と。

20歳、オシャレをし始める時期だが、関節のためにヒールの靴は控えてください、と。
手の指は変形(というよりは腫れ?)が始まっており、免疫抑制のためメトトレキサートを内服し始めた。

実習や国家試験のための勉強で机に座って下を向くことが多くなり、首が痛くなり手足の痺れも出だした。レントゲンを撮ると、頸椎が4mm可動しているのでここ5年くらいで手の麻痺が出てくる可能性が高いとのこと。
痛みがあるままでは勉強に集中できず、試験に打ち込めないため医師に相談。プレドニンを頓用で5錠だけもらい、勝負どころで内服するようにと言われた。

実習や課題、試験の時に事前にプレドニンを内服していたら、学校の先生に「ムーンフェイスが出てきたね」と言われた。副作用で顔がパンパンになっていたらしい。実際にはメトトレキサートで時々吐き気があり、まともに食事を摂れなかったため、少し体重が落ちていた頃だった。

毎月定期受診をしていたが、尿検査で毎回尿潜血と尿蛋白が+で出ていた。メトトレキサートはさまざまな副作用があり、腎機能の悪化がないかを見るために泌尿器科に行くように紹介された。
それからは毎月同じ日にリウマチと泌尿器科を受診し、検査をしていたが、泌尿器科ではなんの問題も見つからなかった。

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