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【ライブ感想】SOUL FOUNDATION @下北沢BASEMENT BAR 2023/10/08

はじめに


去る10/8、下北沢BASEMANT BARで行われた4マンイベント「SOUL FOUNDATION」に行ってきました。
フェス以外で明るい時間から始まるライブに参加するのは初めてで、とても新鮮でした(11時半開場、12時開演。お昼ごはんとしてカレーを悠長にがっつり食べていたら、開場に全然間に合わなかった)。
各バンドすごく楽しくて、3時間弱があっという間に過ぎてしまいました。
ではさっそく感想です↓

ライブの感想

SLOWBOAT

オープニングアクトはSLOWBOAT。
結成したのは今年の8月、ライブは今日で3度目と言っていましたが、安定感のある演奏だったと思います(ギターの方の手が震えているように見えたので勝手にちょっと心配していましたが)。
大きめの音&気持ちいいミドルテンポのナンバーが主だったのですが、歌詞は結構尖っている感じで、そのギャップが素敵でした。
今度はもうちょい長い尺で見てみたいなと思うバンドでした。
(今回はOAのため、持ち時間は短めの25分でした)

ArtTheaterGuild

2組目はArtTheaterGuild(以下ATG)。以前も同じBASEMANT BARで見たバンドです。
ATGはツインギターの絡み方がすごく気持ちいいバンドだなあと思っているのですが、今回の1曲目がまさにその典型の「ドミニオンゲーム」でした。イントロのツインギターがキュインキュイン絡まっていくのがかっこよく、「これこれ!」と大喜びしていました。
あとは、ツインギターはもちろんぐいぐい引っ張っていくシンプルなベースが心地よい「Headlong」、ちょっとダークな雰囲気の「GREMLIN BELL」、個人的に一番好きな「AM」など、緩急のバランスがいいセトリで大満足でした。
ボーカルの伊藤さんは、MCがすこし尖っているところもいい塩梅だなと思います。ロックスターな感じ。
出番が終わったあと、お客さんと伊藤さんが普通に直でしゃべっていてびっくりしました。

pavilion

3番目はpavilionです。
pavilionはジリジリ心に迫ってくるような音源がかっこよく「今年中にはライブ行ってみたいな」とずっと思っていて、今回このイベントに行こう!と決心するきっかけとなったバンドです。
そんな感じでお待ちかねだったpavilion、1曲目は大好きな「La La La」でスタート。ギターとボーカルだけのシンプルな入り方から、少しずつ楽器が増え、サビの「La La La」の爆音&大合唱の凄まじいパワーに鳥肌が止まらなかったです。目の前でなにかが爆発して突風が吹いてきたような感じがしました。
そのあとも、少し気だるげなボーカルと静⇔動がバチバチに決まった爆音の演奏に圧倒されっぱなしでした。
特に「Monday Mornin’ Flavor」のサビの、爆音の演奏の中で歌われる歌詞「お父さん お母さん いないの?」でよくわかりませんが泣きそうになりました。
あとすごくうれしかったのはインスト曲の「ここに地終わり」(と、アルバムで次の曲の「Surf and You」の2曲セット)を演奏してくれたことです。なにか切々と訴えているような、泣いているような演奏で、胸がぎゅっとなりました。

MCは、ボーカルの森さんのバイトしていた魚屋さんがつぶれてしまい、魚屋さんでバイトしていたときは朝7時起きだったのに、今は生活リズムがおかしくなっている、、という話でした。あんなすごい演奏なのに、しゃべりだすと近所のお兄さんみたいな感じでギャップがすごかったです。

Kamisado

最後はKamisadoです。
たまにサブスクをシャッフルしていると流れてきて、「おっいいですね~」と思ってはいたものの、ライブで見たことはなかったので、Kamisadoも楽しみにしていました。
1曲目はこれまた大好きな「Converse」でスタート。このイベントは各バンド大好きな曲から始まってほんとうにうれしかった、、キャッチーなサビに乗る歌詞が「今を彩る全て 壊したくてたまらない」なのが最高ですね。
前のpavilionとはかなり雰囲気が変わり、さわやかで明るい雰囲気の曲が多かったのですが、↑にも少し引用している通り、歌詞はそんなに明るくないところがいいバランスでした。
そして、このイベントのタイトルでもある、GRAPEVINEの「SOUL FOUNDATION」のカバーも披露してくれました。ギターの方が「5億年ぶりにワウカッティングして神経を使った」と言っていました(笑) ジャキジャキ目の覚めるような演奏でかっこよかったです。あまりにかっこよかったので、帰ってきてから今までSOUL FOUNDATIONばっかり聴いています。私は今までほぼほぼGRAPEVINEを通ってきていなかったのですが、これを機にじわじわ聴いていこうかな。
あと、全体的にボーカルの石川さんの声がすごかった。Aメロの低音もかっこいいのですが、サビで声を張ったときにスコーーーーーーーンとどこまでも飛んでいくような伸びやかさがめちゃくちゃ気持ちよかったです。あんな声で歌ったらどんなに気持ちいいんだろう、、

MCは敬語多めで礼儀正しく優しい感じでした。今回のイベントは、MCのスタイルも三者三葉で楽しかったです。

おわりに

小さいライブハウスでインディーズバンドが複数組集まって演奏するスタイルのイベントに参加したのは今回が初めてでした。
他のバンドの演奏中、演者が客席からノリノリで見ていたり、お客さんと演者が楽しそうに話していたりと、演者とお客さんの距離が近くて素敵な雰囲気でした。
またそのうちこういうイベントに行ってみたいです。

ここまで長文を読んでいただき、ありがとうございました。

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