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この世は不確かだからいいのだよと...

秋の深まりとともに
年賀欠礼や訃報が多く感じる季節になりました。生きている事の不確かさを感じる季節でもあります。
人生のはかなさについて思うとき、ドナルドキーンさんが「多分日本人こそは移ろうものに特殊な歓びを発見した最初の民族であろう。(古典の愉しみ ドナルドキーン 大場みな子訳)」と言われたのを思い浮かべます。
徒然草七段に、人生の儚さは生きる上でとても重要だと取り上げられています。
「あだし野の露が消えることもなく、鳥部山に立つ烟り消えもせず、人の命の儚さも無いものなら、もののもあわれもないであろう。世はさだめもない無常なのがよいのである。」
命のなんと壊れやすい事でしょうか。儚いものへの慈しみに,今年を振り返っています。

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