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パートナーに本音を言うのってワガママ?


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パートナーに対して
どこまで本音を言っていいんだろう?とか
それって自分のワガママじゃないんかな?

と思ったりすることありませんか?

 
私はけっこう昔そんなふうに
思っていたことがありました。
 

私の親世代や職場の上司からも
「結婚って忍耐だよ」と
よく言われていたのもあり

私自身もなんとなく
そういうもんなんだろうなーと。


ただ、その一方で


親や上司のご夫婦のそういった話
を聞きながらも


いや、せっかく結婚するのにそんな忍耐の
 結婚生活は送りたくないな


と思っている自分もいて。

 
というのも、当時仕事が
ものすごくハードだったので

仕事でこれだけ忍耐が必要なのに
家庭でもまた耐えないといけないのか、、
と思っていたのです。

 

もちろん、仕事の忍耐と家庭の忍耐とは
また違う部分があるとは思うのですが

 
当時本当に仕事が辛い中で心を麻痺させて
会社のために働くということを貫き、
だんだんそういう環境に自分を慣らして
忍耐力を付けてやっと慣れてきて、、

という中で

結婚してまた同じことをしないと
いけないのか、、
それって私にとって結婚する意味
あるんかな?

と、正直思ってしまったんですよね。

 

じゃあ私は、それとはちょっと違う
考え方を採用したい。


そう思って、「結婚は忍耐」じゃない
考え方をしている人はいないのかなと、
本などをみていると

当時、「我慢をしない関係」とか「本音を言う」
というようなことが割と言われるように
なっていた時期だったんです。

 
だから、私はそっちがいい!と思い
そっちの考え方に自分をシフトしようと思って
いろいろ取り入れようとしました。

 
本音を言い合える関係って理想だなと、
そういう関係を目指そうと思ったのですが

その一方で

じゃあいざ自分が我慢しないで
ホンネを言う、となると

「こんなことくらいで言っていいのかな?」
「このくらい自分が我慢すれば丸く
 おさまるだろうし」


という考えが出てきてしまって。

 
じゃあいったいどこから言ってよくて、
どこからワガママにならないんだろう?


結局わたしのワガママなんじゃないかな?


そういう疑問が出てきてしまったんですよね。

 

結局その時はいろいろと試行錯誤しながら

言える範囲から伝えていって、
あとは言い方に気を付ける。


押し付けにならないように
「私はこう思うんやけど」というように
柔らかく伝える
というのを意識しながら

試行錯誤した結果、だんだんと
本音を言いやすい関係を作って
これたかなと思っています。

 

そんなふうにやってきた中で
思うようになったことが


本音を言わずに我慢して、それで自分が
溜め込まずに流せるなら問題ないのですが

例えば不機嫌になってしまったりだとか
溜め込んであとで爆発する、というのなら

それって逆に相手に失礼かもしれないな

と思ったのです。

 
それだったら傷が浅いうちに、というか
まだそこまで問題が大きくなっていないうちに
小出しにして一つ一つ伝えて
解消していくほうが効率的
だし

 
相手にとっても


なんで不機嫌なのか分からない。
理由も分からず相手が不機嫌になってる。

たぶん自分に対して怒っているんだろうけど
なんでかわからない。

そんな状況のほうが逆にワガママなのかなと。

 

相手に対して、

どうして私が怒ってるか
不機嫌になってるのか察してよ!

という状態。

 
その状態のほうが逆に、自分の言葉きちんと
伝えないよりもワガママかもしれないな

思うようになりました。

 

ホンネを言うこともワガママの一つ
かもしれないけれど

でもそれを我慢して不機嫌になるほうが
もっとワガママだな
、と思ったときに

やっぱり小出しにして解消していくことが
大切なんだなと思ったんです。

 

そして、私が例えば夫の言ったことに対して
「それはこう思う」とか「そういう言い方は嫌」
とか「こんなふうにされるとイヤな気分になる」

というふうに不満があることを伝えずに
自分で抑えたり解消しようとすると、

夫が本当はどういう意図でそれを言ったのか
という真意を知ることなく

勝手に自分の判断基準で
「きっとこう思ったからこう言ったんやろな」
とか「こう思ってこうしたんやろな」
というように自分の解釈で理解して

夫を勝手に悪者に仕立て上げてしまう。


 
そこも、「私はこんなふうに言われて、
それをこういうふうに受け取ったから
すごく嫌な気持ちになった」と伝えてみたら

もしかすると相手は
「ごめん、そんなつもりじゃなかった」
ということも、実際ありました。

 
夫は全然そんなつもりもなく、
自分のその言い方で私が傷つくということが
全然わからなかっただけで。

 
相手がなぜそういう言い方をしたのか
というのを聞いてみると、意外とそんなに
腹を立てるようなことでもなかったり。


とはいえ「私はそういうふうに言われると
こんなふうに受け取ってイヤな気分になるから
そういう時はこういう言い方をしてほしい」

というところまで伝えることで

夫も今後、私をイラっとさせない言い方が
分かるし、私自身も勝手に夫を悪者にする
ということを防げるので、お互いにとって
メリット
だなと思いました。

 

どちらにしても

我慢して本当にスルーできるならいいのかも
しれないけれど、やっぱりそこは人間。

だいたい不満が溜まって爆発してしまうことに
なりかねないのかなと思います。


そうなると、やっぱり一緒に暮らす身として
本音を言わずに我慢して不機嫌になって
勝手に夫にイライラして、、

というのは失礼だなと。

我慢するより本音を言った方がいいな。

と、納得して本音を伝えることが
できるようになりました。

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