部活を辞めた

私は大学2年生で、馬術部に入った。それまでの私の大学生活は、ダラダラしていてあんまり自分では好きにはなれなかった。し、友達も深い友達がいなかったから作りたいとも思った。2年生から入るということもあってとても不安だった。だけどみんな優しくて、あ、ここならやって行けると、思った。馬術部は、朝5時半からの活動で、今までの私だったら絶対やってなかったと思う、だけどなんかせっかく大学に入ったのだから自分なりに、すごいことと言うか、自分に残るものをしたいと考えた。私自身馬術は小学5年生から初めて浪人する19歳まで続けた。その頃は、もう絶対馬術なんかやらない、区切りを付けるとそう思っていた。自分的に、スランプにも陥っていたし。しかし人間考えが変わるもんだと思った。馬術部に入ってからは、自分の事が前より好きになった。必要にされてる感じがして、元々週3部員という、週に3日行けばいい部員だったが、大会に出たいと思ったので毎日部活に参加する毎日部員になった。今思えばここで週3部員でとどまって置けばよかったとも思う。自分の能力を過信しすぎたのかもしれない。5月から入ってとっても楽しかった。毎日5時半集合で4時半に起きなきゃな生活になったり少し嫌な作業もあるけど仲間がいるから頑張れた。私って意外と居場所作れるじゃん!、って思った。しかし、話が飛ぶが、11月辺りから雲行きが怪しくなる。大会前ということもあり、プレッシャーや、緊張もあるかもしれないが、体調を崩してしまった。今までストレスや緊張で熱など出たことがなかったが、いきなり喉に激痛が走って熱が39.1度出た。本当に辛かった。それでも熱を一日で下げて部活動に参加した。結構無理してた。自分の限界は知らなかったけど、とりあえずがむしゃらに頑張った。そして、3日間の大会が始まって、2日目までは、頑張った。しかし3日目にまた熱が出てしまい、主将に熱が出たので大会に出れないと連絡したが、エントリーしたから無理やり出て欲しいと言われて、無理やり大会に出た。しかし、無理やり出たから本当にきつかった、大会に出る以外は、寝てていいよって言われたけど極寒地に寝かされて本当にきつくてなんで生きてるんだろって思った。そして、大会終わるまで休んで帰ったけどキツすぎて無理だった。本当に部活辞めたくなって、次の日本当に言うのが怖かったけど『 心と体が追いつかないから部活を辞めたい 』と、LINEした。怖かった。本当に。そしたらまた、『 部活を辞めることは分かりました。だけど休部期間があるから休部できるのと少し話せないかな』って言われて、主将と2、3時間話して、少し休部することにした。期間は2週間ぐらい、2週間は、心がずっと不安定だった。部活にいるようでいない時期が本当に不安で不安で。そして、2週間立って、あんなに辞めると言っていたのに部活を本当に辞めるとなると辞めるのが怖くなった。これって逃げてるのかな?とか楽しい時もあるからやめたくないなとか。人間ってよく分からない。意見がコロコロ変わる。辞める辞めない、の決断を自分の中で何度も繰り返した。周りの人には、優柔不断すぎて呆れられたかもしれないけど私はそれくらい本気でやっていた。あんなに毎日早起きして、先輩に怒られたり、口悪く言われても耐えてきたし、私は強くなった。最終的に辞めたにしたけど辞めたあとも後悔しそうで怖かった。この判断でほんとうによかったのか不安になって同期に相談したら『 1回辞めたいって思ったってことは今は辞めた方がいいんだよ、1回他のサークルとか部活入って見ればって言われて、それでもまた戻ってきたくなったらまた戻ってきな』って言ってくれて本当に助けられた。ありがとう。私は1回部活を辞めてしまいたかったのかもしれない、他の可能性を探したかったのかもしれない。まだ部活に戻りたいとか、後悔してる時もあるけど一旦部活動から離れて自分を見つめ直そうと思う。私は、そんなに人と喋るの上手くもないし、みんなから愛させる人間とも言えないかもだけど自分がやりたいことに嘘をつかずに自分のやりたいことをやっていきたい。これからの自分を更に楽しみたい。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?