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ぶつかった「壁」と、見つけた「好き」 part1

3つの販売方法で自分と向き合えた!

前回の記事で、3つの販売方法を経験したことをちらっとお話ししました。今回はそこからどんな発見があったのかをお話ししようと思います。
「好き」や「素敵」って前向きで大好きな言葉で、これが増えると人生が豊かに感じてきます。
皆さんも自分の好きなことや好きなものをリストアップして、明るい明日を想像してみてください。

ハンドメイド作品の販売方法

題材にするのは
・オンラインショップ(マーケットプレイス)
・委託販売(レンタルボックス)
・対面イベントでの販売

それぞれでぶつかった壁、見つけた「好き」と、今後に生かせるアイディアをまとめてみようと思います。

part1 オンラインショップ

今回は私の作家活動のスタート地点、オンラインショップでの経験です。

オンラインショップの開設

ハンドメイドを始めて最初に行ったのがSNSのアカウントの作成とオンラインショップの開設です。最初はメルカリShopsから始め、3ヶ月後にminneのギャラリーをオープンしました。

ここで必要になったのが、商品画像です。
もともと写真関係の世界にいた私は、畑違いの分野の写真に苦戦しました。
今でも思うように写真で自分の作品を表現できずに、頭を抱えることが多いのですが、そのときは何もかもが納得いかず、商品の出品すらできない状況の中で、ふと我に返った時期があったのです。

「自分が使っているマーケット内では、さっとスマフォで撮ったような暗くて斜めの写真のアクセサリーも売れている?私はなんでこんなに悩んでいるんだろう?」
どんな商品が売れていたのか、今回は置いておいて...。
少し自分の考えをまとめてみました(アナログ人間なので紙に書き出しまし
た)。

三大「気に食わない」

ざっくりと、何が気に食わなかったのか。
・雰囲気が表現できない
・商品の全体をうまく撮れない
・明るく、伝わりやすい写真が撮れない

どれも必要なことだけど、こだわりすぎてなかなかゴールにたどり着かなかったのです。
なんで上手くできないんだ!と、自分にイライラしているうちに、日常生活も、こんなんじゃダメ!私にはできない!とマイナス思考に陥って、だんだん悲しくなってしまいました。
そんな時に降ってくるのがパートナーの何気ない一言。

「自分では気づいてないかもしれないけど、藍さんは完璧主義者なんだよ。
自分でハードルを上げているから飛び越えられなくて悲しくなるんでしょう?きっとみんなはもっと低いハードルから徐々に”成功”していくんだよ」

この記事を読んでくれた人の中にも驚いた人はいるはず(と思いたい)。
なんとゴールできないのは技術や経験不足ではなく、自分のこだわりのせいだったのです。

ハードルを下げてみた

作品が売れないから自信がつかなくて、写真のクォリティを気にしすぎていることに気づいたとき、そもそもこだわりすぎて出品数が少ないから売れないのでは?と考えてみました。
母数がすくないのだから当たり前ということがわかったら、まず、出品してみよう。恐る恐る、すでに撮影をしていた作品を出品することを優先しました。
すると翌月には3件の注文が!!
自分でもびっくりしたけれど、誰かの人生のひと時を自分の作品が彩るのだと考えると嬉しさの方が勝ります。

届けたいのは写真じゃなく作品だった

今までは写真そのものが自分の作品だったけれど、今は製作物が作品であり商品であることに改めて気づき、「あるものはより良く、ないものは作る」という言葉を思い出しました。
商品写真のないものは、まず写真を撮って出品する。そこからより良い写真を撮って更新すればよい。文字に起こしてみると簡単なことでした。
そこで成功できれば、また次の課題が出てくるのだから、1つずつこなせばいい。

すこし心に余裕ができた私は、ようやく悩みに向き合うことが出来ました。
あんなにこだわっていたのは作品製作も、写真も好きだから。
雰囲気を大切にしたかったのは、記録写真より現代アート寄りのイメージフォトを撮っていたから。そして、それが好きだったから。
全体がきれいに写った写真ではなく、世界の一部を切り取るように写真を撮る癖は「素敵」「きゅんとする」ポイントを見つけるのが得意だから。

こだわりと「好き」の共通点

こうやって文章にすると、こだわりって案外悪いことではないのかもしれないと思えてきます。
例えば同じ形のものは均等に並べたいというこだわりは、大好きなビーズがきれいに並んでいるのが「好き」につながって、製作にビーズ刺繍というジャンルを増やすことが出来ました。
写真の構図へのこだわりは、SNS投稿写真のレイアウトにつながり、デザインが「好き」という発見も出来ました。
これからはこだわりや理想が私の長所を伸ばしてくれるのかもしれません。

皆さんもぜひ、ネガティブなイメージのこだわりを、リフレーミング(物事を違う視点でとらえてポジティブに解釈)して、好きなこと、長所に変えてみてください。


長くなりましたが、お話を聞いていただきありがとうございます。


今日の一枚

こだわり

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