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【40歳からの妊活】⑨基礎体温


予測値と実測値

基礎体温には2種類ある。
ということ、ご存じでしょうか。

恥ずかしながらわたしは、
2軒目の自然周期のクリニックの最初に、
先生から指導されて「実測値」という存在を知りました。

元々、30代半ば頃、
大阪に転勤となり、
Mgr職に就き、ストレスが増えたためか、
生理不順な月が増えたことをきっかけに基礎体温計を購入。
そこから気が向いたら測るようにしていました。

でも、実に気軽なものでして、
20秒で測れる「予測値」のみ。
そのまま特に疑問を持たずに6~7年が経過し、
41歳の夏頃に、”不妊治療には実測値が不可欠”という
当たり前のことを知りました。

起床したら口を開ける、身を起こす前に口に体温計をくわえる。
20秒するとピピッと鳴って「予測値」を計測。
その後5分すると再び鳴って「実測値」を計測。

たったこれだけのことを、全く知らないまま、
不妊治療を始めてから1年半が経過していました。

きつくないルーチン化をして定着させる

2軒目に通ったクリニックは自然周期での治療なので、
自分自身のコンディションに投薬などを合わせていくことになります。
すなわち、その波を知る意味でも実測値でつけるグラフが
治療の進みを左右することになるのです。

それを考えるだけでもプレッシャーです。

もっとプレッシャーになるのが、毎日の計測と記録。
わたしなりにこのプレッシャーを最小限にするべく、
より簡単なルーチン化を心掛けました。

①朝起きたらすぐ測れるように体温計を配置
②ピピっと鳴ったらすぐに記録できるアプリを決める
③通院前夜にアプリからノートに清書する

このルーチンがわたしには最もストレスが少ないやり方でした。
クリニックからは紙のノートの提出を求められるので、
どこかでは手書きする必要があるのですが、
それを毎朝やろうとするには、少々作業として重く感じたので、
通院がわかっている前の晩にまとめて書いていました。
なんなら、マストで要るのは周期開始の通院なので、
そこは緊張していろいろ書き込むけれども、
他の通院時は、日付と線を足すだけ、とかメリハリをつけました。
ちなみに、周期開始の通院は決まって生理の3日目なので、
今回の生理の経血の量や質、高温と低温の台形はどんな感じか、など、
振り返りながら自分でも体調を把握できるようになると、
クリニックでの診察の際も医師との会話がスムーズでした。

計測のストレスを軽くするために

毎日の計測がわたしには少ししんどかったです。
起き抜けに口を開かないように気をつけながら
体温計をくわえて「5分待つ」
この5分が曲者で、
二度寝してその間口を開けてしまってデタラメな数値になってしまったり、
そうすると、再び計測し直すので、また5分待つ。
疲れている朝などは、そこでまた二度寝…と繰り返すと、
測定の値も信用できないですし、朝からストレスがすごいです。
こればかりは慣れと気合い、としか言いようがないですが、
その意味でも、夜更かしせず、寝不足状態で起床しない工夫は、
妊活の味方になってくれるとも言えます。

また、体温記録のアプリは複数の物が出ていますので、
機能やデザインで選んだらよいと思います。
わたしは下記の3つを併用して、
起きてすぐの体温記録と共に、
仲良し日の目安の参考にもしていました。

また、体温計の中にはスマホに自動で反映できるハイテクな物もありますので、そういった物を活用するのも手だと思います。

『ルナルナ』『ルナルナ体温ノート』

『ミチル』

自分の身体を知るきっかけに

1軒目のクリニックは、

基礎体温を測ること自体ストレスだから、
計測はどちらでもよいです。むしろ測らなくたっていいくらい。

という方針だったので、予測値で適当に測って、
治療でガンガンに投薬を受けて、
グラフはガッタガタで。
という感じだったので、自分の身体のことが、
どんどんわからなくなっていった印象がありました。

2軒目に移り、実測値を測るようになって、
ストレスは感じつつも、良い高温期が来るとうれしくなったり、
望まない生理が来た時でもストーンと体温が下がって
良い低温期が来ると期待が持てたり。
自分の身体のコンディションが手に取るように分かるようになりました。
このことは、決して近道ではないかもしれませんが、
わたしにとっては必要なことだった、と今になると思います。

さいごに

途中にも書いたように、クリニックによっては、
基礎体温は不要、という医師もおられますし、
それは否定しませんが、
薬が効きずらい低AMHの自分にとっては、
かすかな自分の身体の声すら聴こえなくなるような治療は、
とても危険だったし、合っていなかったのだろうと思います。

結果として、自分たちのタイミングで授かることができたのですが、
その前の2回の周期は、高温期と低温期がしっかりと分かれた、
きれいな台形のグラフになりました。
こんな奇跡的なことはこの3年なかったゾ‼‼‼
と、期待が持てるくらいのことだったため、
治療はお休みしたまま、自分たちのタイミングに切り替えたわけですが、
結果としてその読みが当たってその後の生育も順調で、
今日に至るわけです。

約2年分の貴重な記録は宝物です

これを読んでらっしゃるプレママを目指す方が、
ご自身に合った妊活、不妊治療に出会えることを願いますし、
未来に両手で我が子を抱くことを想像して、
是非ご自身の身体を大切にしながら、
極力楽しんで暮らしてほしいなぁ、なんて思います。

ではでは、このテーマはこのあたりで。

ここまで読んでくださりありがとうございました😘


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