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企業の生成AI導入の現状は?企業×AIはどう変わる? #22


【AI未来創造塾】とは?

 AIがもたらす未来は、もはや誰にも予想できません。
少なからず私たちの生活や仕事、社会全体に影響を与えることが考えられます。
人間とAIが共存することで、より効率的で便利な社会が実現する一方で、AIによって失われるものや、人間の役割が変化することによる課題も生じることが予想されます。
【AI未来創造塾】では、専門家の方や既にAIを活用されている方をお招きし、活用事例を知ることでAIとの明るい未来をどう切り拓いていくか参加してくださった皆さんで学ぶ会です。

◆内容

・AIを実際に活用している方、AIに知見のある方をお呼びしてのセミナー
・原則水曜21:00~22:00開催予定(参加無料)
・カジュアルにAI活用事例やAIの未来について語る会です。
 (夜も遅いのでドリンク片手にといった感じで参加ください)
・後々はオフラインのセミナーや規模を大きくした会を開催していく
「AI未来検討会」Peatixはこちら↓(ぜひフォローください)
https://thefutureof-ai.peatix.com/

◆運営メンバー(プロモーター)

ころすけ

ころすけ
メディア関係の企業に勤める会社員。文系出身。
2023年はAI学ぶ。
【Twitter】https://twitter.com/korosuke_tv

ウエツ

ウエツ
No.3代行(経営者のスキマ時間づくりをお手伝い)を事業として行う。
現在は8社掛け持ちパラレルワーク。
※「No.3代行」詳しくはこちら
【Twitter】https://twitter.com/threetno3

#22 スピーカー :津本海さん


津本海さん

2022年 株式会社スニフアウトを創業
代表取締役 CEO
2020年 東京大学大学院 複雑理工学専攻を卒業. 専門は理論物理学とヒューマンインターフェース。
卒業後ベンチャー企業に新卒入社. 新規事業の立ち上げ及びグロースを主導し,
1年目にして事業責任者に着任。
その他複数のスタートアップの事業開発やデータ分析を支援し2022年11月より現職。
生成AI活用普及協会GUGA 協議員。

【X(旧Twitter)】https://twitter.com/MSniffout

◆現在の仕事内容について

メインは生成AIの導入と開発の支援です。
chat GPTの業務効率支援だけでなく新規事業の開発支援や生成AIを使ってプロモーションをやりたいといった会社の支援をしています。

具体的にいうと、
バーチャルインスタグラマーを作りたい!
フォートナイトの仕組みを生成AIで作りたい!
AIコールセンターを作りたい!

といったご要望をいただくことがありまして、そのサービス導入の開発支援をしています。

また、生成AIオンラインスクールも近々公開予定ですし、
新規事業としてAIを雇用できるサービスも開発中です。

◆AIに興味を持ったきっかけは?

元々専門が物理の専門で、物理学に出てくる数式とAIに活用する数式が似ているというところがあって、それならば、ベイジアンネットワークなども理解できるという一石二鳥なので、AIを勉強してみようと思ったのがきっかけです。
物理学とAIは密接な関係でもあるので、物理学興味ある人はAIにも興味がある人が多いです。

ベイジアンネットワークとは?
ベイジアンネットワークは、いろんな出来事の間の「このことが起こると、あのことも起こるかもしれない」という関係を、矢印付きの図で示す方法です。
この関係の強さを、一つの出来事が起こった時に、もう一つの出来事がどれくらいの確率で起こるかで判断します。
この考え方は、トーマス・ベイズという人の考えに基づいています。そのことから「ベイジアン」という名前がついています。

AIの分野の中では、多岐にわたる技術や手法の中の一つであり、特に不確実性を扱う上での強力な道具として活用されます。

◆普段のAIツールの使い方とは

ChatGPTは会社では、社員に必ず活用するように指示しているくらい全業務で活用しています。
お問い合わせやプレスリリースなどは、すべてChatGPTの校閲を通すようにしています。

他には、Midjourney、Stable Diffuisionもよく活用しています。
またおすすめなのがClipdropです。
画像加工の機能が全てついていて、制限はありますが無料で使えるのですごくおすすめです!!

◆企業のAI導入の現状、課題など

最近のリサーチによると、AI導入の企業が2割くらいになってきました。
一方で継続利用ができている企業は7%みたいです。
ここが課題だと思っています。

社内で皆さんが使えるように社内の環境整備はできているのですが、
それを社員が使うのがハードルになっているのが現状です。

例えば、
思っていたアウトプットが出してくれない
フォーマット通りの回答でないと使えない

ということで結局活用しないという現状としてあります。

実はこれ解決できます。
要はプロンプト次第で、フォーマットに沿った回答を出してくれたりするわけでプロンプトが鍵となっています。

こういった社内で普及活用できるようにするために、できる企業はプロンプトエンジニアを育てています。

また、セキュリティ面で言えば、

担保するには二択しかないと思います。
1つは、Azureです。
Azureはパブリックではないネットワークが使えるので、情報の漏洩などの心配がありません。この技術を持っているのは今は、Azureだけです。

2つ目は、オンプレミスです。
オンプレミスは、自社内にサーバーを立てるということです。
1つ目のAzureはクラウドです。
クラウドとは、サーバーやストレージ、ソフトウェアなどのITサービスをインターネット上で提供する形態を意味します。
オンプレミスは、企業のコンピューターやサーバーなどローカルな場所にインストールされ、自社の施設内で運用されます。

◆日本と海外の企業の生成AIの使い方の違い

サービスに関しては、海外の方が情報公開や実装が早いです。
例えば先ほどのAzureに関してもやはりアメリカの方が機能拡大の情報や実装が早いです。

また情報に関しては、インターネットで気軽にアクセスできるので、その辺に差はないと思います。ただ英語なのが人によってはハードルになります。

◆おすすめのプロンプトの学び方

一番簡単なのは、できる人に教わるという事です。

他の方法で言うと、
心がけて練習するべきことは、新入社員にもれなく会社のことについて説明するようなものだと思ってもらって、前提条件をすべて指示に出す。
これを意識すると思うようなアウトプットが出せると思います。

自分が無意識覚えた業務や行動も全てChatGPTは知らないので、教える必要があります。そこを意識するだけで、アウトプットの質が格段に上がると思います。

◆10年後の人々の働き方はAIによってどうなっていると思いますか?

以前のレポートでは、全人類の7割の仕事がAIに代替されるのは20年弱かかると言われていました。
ですが、ChatGPTが盛り上がってきたこのタイミングで時期の修正が行われました。
なんと、13年になりました。7年縮まったんです。

また今後、AGIが登場します。
AIと人が共存していく社会になっていくと思います。
同僚がAIになっていくと思います。

AGIとは?
汎用人工知能(Artificial General Intelligence)とは、 想定外の状況でも自ら学習し、能力を応用して処理することができる、人間に近い知能を持つ人工知能 を指します。

◆「AIで稼ぐ」には何が必要ですか

例えば、invideo AI動画を作ってくれるサービスなのですが、これはYouTubeショートの動画などを生成してくれます。

また資料作成に関しては、gamma AIというのがありまして、資料を生成してくれるサービスもあります。

こういったサービスを使い、ココナラやクラウドワークスで仕事を取るということもできと思います。

他にもMuzic genと言う音楽を生成してくれるサービスもありますし、
hugginng という、QRコードを生成してくれるサービスもあります。

こういったサービスを組み合わせた使用ができるといいと思います。

AIが創る未来

今回は、株式会社スニフアウト代表取締役である、津本海さんにご登壇いただきました。
この先10年、私たちが想像する以上に仕事の構造は大きく変わるかもしれません。しかしその中には、AIを活用した新しいチャンスも溢れています。

また、invideoやgamma AIのような先進的なサービスを通じて、新たな働き方の形がすでに出現しています。
これは、技術と人間が協働することで、より良い未来を築くヒントを私たちに教えてくれるのではないでしょうか。

これからもAI未来創造塾では、稼ぐためのAI活用について講師をお招きし皆様に情報をお届けしてきたいと思います!
ありがとうございました。
今回の登壇者、津本海 さんのXはこちらから
【X(旧Twitter)】https://twitter.com/MSniffout


次回のAI未来創造塾

AI未来創造塾は毎週水曜日の21:00〜22:00開催してます。
ご参加いただいた方々でAIについて「あーだこーだ」と語りたいと思いますので、是非ご参加ください。
【AI未来創造塾】の情報はTwitterアカウントでも発信しております。
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★AI未来創造塾はこちらから★
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セミナーページ:https://thefutureof-ai.peatix.com


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