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「思い出すと辛い過去」でさえも自分のものにする

久しぶりの更新です。
この数か月間、11月の起業に向けて、さまざまな作業に没頭していました。
集客などに悩みながらも、考え付いたのは、
私自身がどうしてコーチングにたどり着き、コーチングにより何が改善され、どうしてライフコーチになろうと思ったのか、という経緯を含めた経験をお伝えするのが一番かと思い、これから筆を執ることとにしました。

思い出すと辛い過去

みなさんには思い出すと辛い過去はありますか?
みなさんにもあるように、私にも多く刻まれています。
特に小中学校は私にとって地獄の日々でした。
小中学校は「牢屋」のように感じていましたし、思い出す景色は全て灰色です。晴れた日ももちろんあったのだろうけれど、思い出す風景はいつもどんよりとした雨模様の日々。それほど、自分を見失っていた時期でした。

「あなたには無理」と言われ続けて

当時、私は2学年上の兄と仲良くできてきましたが、勉強しなくても優秀な兄と、勉強しても凡人の自分は教師から比べられ続ける日々でした。忘れもしない中学1年生の三者面談。
その前日に志望校を書かなければならず、高校のことなど考えていなかった私は、当時兄が志望していた高校名をずらっと書いていました。「私もお兄ちゃんみたいに勉強を頑張って上を目指すんだ!」という思いももちろんあったのです。
でも、面談の当日、担任は苦笑いしながら母にこう告げました。

娘さんね。お兄さんと同じ高校に行きたいって書いてるんですよ、笑。
それは無理じゃないですかね。お母さん。
現実を見るようにしっかりお伝えしておいてくださいね。

「この先生たちは私をそんな目で見ていたのか」と、2月の寒い日、さらに縮こまりながら、母の隣で悔しく、そしてなんとも恥ずかしい気持ちになっていました。

友人など、いない。

教師にそんな風に思われていた私は、自分に自信などなく。どんどんどんどん下を向いていきました。
登下校もひとり。休み時間もひとり。掃除の時間も、図工も体育も。
ひとり、ノートに「将来住みたい家の間取り」を書いて過ごしました。
スクールカーストは底辺。
冷やかされて告白されるところをクラス全員に見られておちょくられたこともあります。
辛かったなぁ。
でも、友達がいないぼっちの私だったからこそ、
アメリカ人の先生と文通を楽しめたので、
「アメリカの大学に行きたい」と初めて夢を持つことができたきっかけができたのですが。

辛い過去をどう乗り越えたのか

辛い過去は、いつまでたっても思い出すと辛いです。
でも、コーチングに出会い、自分と向き合う過程を経ることで、辛い過去の自分も受け入れて、抱きしめてあげることができる、そんな感覚があります。思い出すのは辛いけれど、だからと言ってぶれない自分があるのです。
私の場合は、これまでの負の体験から、「こんな自分なんて」「どうせ私なんて」「評価されてるなんて何かの間違いだ」と、自分を肯定してあげることができませんでした。
だからこそ、自分と向き合う事に決めたのです。

①自分はどんなことで幸福を感じ、どんなことで不安を感じるのかを知る
人生曲線を書いて、幸福度が高かったこと、反対に低かったことについて話していく中で、それぞれに共通点があることに気づきました。それを知ることで、「この言葉があるからいま嬉しいんだ」「この行動をされるから悲しいんだ」と自分を客観的に見ることができるようになりました。嬉しいと感じた自分も、悲しいと泣く自分もすべて自分だと、これで受け入れられるようになっていきました。

②物事を分解して考える
仕事で失敗した時や注意を受けた時。
今までは、「こんなことをしてしまう自分」を責めていました。
でも、自分と向き合うようになってからは、「注意を受けたこと」「失敗したこと」と、「その行為をした自分のこと」とは、分解して考えられるようになりました。
「注意を受けたこと」「失敗したこと」は、2度と同じようなことがないように細心の注意を払わなければなりません。
しかし、その行為をした自分が否定されているわけではないと気づくことができたのです。この「分解して考える・捉える」力は一番役に立つスキルだなと感じています。

③自分の「タイプ」を知り、「強み使い」をする
世の中には、自分のタイプを知るいくつかの方法があると思いますが、私はストレングスファインダーや、コーチング流タイプ分け診断などで自分の思考の特性や考え方の特徴などを学びました。
これらを学ぶことで、もやもやする時はどの特性が強くでているからなのかとか、ぐちゃぐちゃする気持ちはこの思考パターンに陥ってしまっている時だなとか、客観視することが出来るようになりました。そうすると、不思議と、「自分はこういう風に考えてしまうのだからしょうがないじゃない!それも自分だし!」とポジティブにとらえられるようになっていきました。
また、自分の強みは、強みとしてさらに延ばすことも大切です。私の場合は未来志向や、周りをポジティブにする力が強いことを理解したので、ライフコーチとしてはそれらを活かして、目標達成のためのセッションを用意することにしました。強みを強みとしてどんどん活かしていきます。

これからも一緒に考えていきたい

私が起業した「Communication Lounge - COLORS」では、自身の経験から、これまで学んだことを詰め込んだ自己基盤を整えるための講座をご用意しています。その名も、「自分を知る・自分を愛する心を育む カルチベーション講座」。自分と向き合うのは就職活動の時で十分だと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、大人になり、社会人としての経験を積んでからの方が、意外と得るものが多いかもしれません。まだまだ自分を知るのに遅いことはないのです。
もしも、自分の辛い過去から逃れられない、それを肯定することもできないし、今の自分にも自信がない、でも前に進みたいのだと感じる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、一緒に。「一体自分は誰なのか」を考えていきましょう。私も皆さんと一緒にこれからも自己基盤を整える旅に出たいと思っています。

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