【育児日記】育児を2ヶ月した感想

2024年3月に男の子が生まれ、現在産休中です。感想を忘れないうちに書いておきます。
夫も2ヶ月の育休をとり、専業主婦•専業主夫でやってます。

生活=育児

これがけっこう驚いたんですが、産前は生活という大きいくくりの中に、仕事•家事•遊びなどの項目があって、そこに育児が入ってくると思ってました。もちろん他の項目よりは優先順位は高いけど、あくまで1項目です。
ところが退院して今日まで24時間ノンストップ育児!という生活で、食事すらままならない。例えば結果として子供が1時間半寝たとしても、うち1時間は抱っこしていて身動きが取れず、残り30分でギリギリトイレに駆け込み哺乳瓶の消毒とうんちが漏れた服を浸けおきして、さあ冷食をチンしようとしたら起きる。お腹すいた…と思いながら授乳へ、という生活の繰り返しでした。
つまり何をするにもまず育児のことを考えたり済ませたりしてから、初めて他のことができるようになる、といった生活スタイルです。これには自分の生理的欲求(お腹すいた、眠い、トイレ行きたい、など)も含みます。
生活⊃育児 じゃなくて 生活=育児 になってるなあというのが一番の感想です。

赤ちゃんはほんとに何にもできない

そりゃそうでしょって感じですが、本当に何もできなくてびっくりしました。

一人で眠る、できない。眠くなったら自然に寝るでしょと思ってたんですが、寝るどころか眠気が気持ち悪いみたいで逆にグズリます。眠気がわからないから、頭がボーッとして体調が悪いよ~みたいな感覚なのかもしれない。だから抱っこしてもらって安心しないと、おとなしく眠気に従って寝れない、ということなのかと思います。
ユラユラ揺らしたり背中ポンポン叩くと寝るのも意味不明です。自分だったら眠いときにポンポンされたらうっとうしいし、ベッドがユラユラしたら最悪だけど…どういう感覚なんでしょうか。

自分の体を思った通りに動かせない。顔、手足、胴体の位置関係がわかってない、それかあることに気付いてないので、ちからいっぱい手で自分のほっぺを握りつぶしたりします。こっちはギャー!と思うんですが、本人はしれーっとしています。ちから加減をまだ覚えてないので、すごい小さい手でけっこうな力があり驚きます。

感情がない。見えない。何かで読んだんですが、小さいうちは快•不快の2種類しかないそうです。表情も真顔か泣き顔しかないので、相手の表情をみてコミュニケーションをとることに慣れきっていると、何考えてるんだろ…と心配になります。よその家で飼っているペットを初めて見ているときの感覚に近いです。
食欲(快)、おむつ(快)、眠気(快)……とすべての項目で「快」に切り替わると、奇跡的に機嫌の良い数十分がおとずれます。この機嫌の良いときも真顔なので、何日も世話をしてきてやっと(あ、いま機嫌いい気がする)となります。こうなるまでは育児を試行錯誤してきているけど、笑ったりしないし合ってるのかわからない…となるので少ししんどいです。

体力がない。母乳やミルクを吸うのにも体力を使うようで、お腹いっぱいになるまえに疲れて寝る→寝て少し回復→お腹がまだ空いているので起きて泣く、というのを細かいスパンでやっていくので、1時間に1、2回授乳したりしていました。食事にも体力を使うということ、忘れていました。

何でも一生懸命

常に全力です。

うんち

大人くらいの声量でいきみます。「ウン゛ーーー!!!!!!!!」と口をキュッとむすんで何度かいきみ、出ないと泣き出します。ごめんママにできることはあんまり無い…と話しかけつつお腹マッサージをしますが、うんちするのもこんなに大騒ぎで大変だなあ…と思います。最近は慣れてきたのかサイレントうんちも増えてきました。

おっぱい

うまれてすぐに母乳やミルクを飲めるのは、哺乳反射という反射があるおかげだそうです。
本能的な動きだからか、いまだに授乳でおっぱいを近付けると、ものすごく焦ってるような態度•表情で、首をこれでもかとブンブン降って乳首を探し、見つけたらガブッと噛みつく動きをみるとびっくりします。おなかがすいてがんばってるんだね…というよりかは、魚に餌を近付けたときの食いつきっぷりを見ているような気持ちになります。

飲んだ後の伸びもすごい。顔のパーツが全部中央にギュッとして人相が変わります。「ンイ゛ーーッ!!」と言いつつ腕と足を全力でのばし、二重顎になり顔も真っ赤になり、そのままブーッとおならが出ることもあります。
おじさんみたい…と笑えるんですが、おじさんの行動というより、人の目を気にせずお腹いっぱいになってほどよく眠かったら、誰しも赤ちゃんみたいな行動になるのかもしれないです。

夫との連携

夫の育休2ヶ月は本当によかったです。先に書いた通り、わたしは(おそらく夫も)生活=育児になってしまっているけれども、おそらく仕事をしていたらそうはならなかったと思います。仕事と育児の優先順位を日によって変えて……と調整してもらっても、優先順位とかじゃなくて前提としてまず育児のこと考えてよ、となっていたような気がします。
同じ状況で2ヶ月二人で乗り切れたのは大きかったです。夫の方は、これからどうしても仕事の割合が大きくなると思いますが、この人は育児の内容をわかっている、というだけで全く違いますね。
もしできたなら、首がすわる3ヶ月ごろまで一緒に育児したかったんですが……とりあえず2ヶ月で、夜まとまって眠ることができるようになったので、そこまで育休がとれて本当によかったです。

シフト制で21時~4時は夫、5時~12時は私が見ています。その他の時間は一緒に見たり、片方が外出したりしています。寝坊することも多々あり申し訳ないんですが、7時間くらいまとめて眠れるので助かっています。
最近は私が体調を崩して病院通いも多いので、子供を家に置いていけて助かっています。

育児グッズ

出産準備リストに書いてないことが多いけど、便利だったもの

  • オムツ換え台(¥ 15,000)

公共トイレによくある台の家庭用です。一切腰を曲げずにオムツ換えができるので、圧倒的に楽です。オムツ換え、お風呂上がりの着替え保湿、薬の塗布などすべてここでやっていますが、体勢が楽で本当にやりやすいです。よくある出産準備リストにはだいたい入ってませんが、入ってないのが不思議なくらいです。子供を床から抱き上げるという動作をしなくて済みます。下が棚になっているタイプを使ってますが、ストックをたくさん置けて便利です。

  • バウンサー(¥ 4,000 中古)

これを買ったことで、まあまあ機嫌がいいけどベッドに置いとくとリビングやキッチンから見えにくい、床に布団だと埃が気になるし踏みそう…というときに助かりました。揺らしとくと機嫌もいいのでその隙にご飯を食べたりしています。

  •  プッシュタイプのゴミ箱(おむつ用)

普通のゴミ箱に、消臭袋にいれたおむつを捨てています。匂いは全く気になりません。ゴミ箱は蓋を手で押して開けるタイプで、ゴミ箱を開ける+ゴミを入れる、という動作が1度で済むので楽です。容量は45Lです。30Lくらいと迷いましたが、ゴミ箱は大きければ大きいほどいいです。

  • 体重計(¥ 5,000 中古)

小さめに生まれたのと母乳多めの混合だったので、体重の増えかたが気になって買いました。気軽に計れるし、成長ぶりがわかるので買ってよかったです。薬剤師から体重聞かれたときもパッと答えられてよかったです。

その他の感想

• 産休中も給料が出たので本当に助かりました。あとから申請して給付だとすごくキツかったと思います。来月から育休なので、育休中の手当金がいくらかドキドキしているところです。
• おむつ1パックが1週間でなくなってびっくりしました。1パック1500円として1ヶ月で6000円…
パンパースの肌いち使ってるのでもう少し高いです。
• マイブレストフレンドのクッションがすごくよかったです。クッションが固いので沈みこまず、ポケット部分にはスマホやテレビのリモコン入れてました。
• 保険証がくるまで1ヶ月くらいかかり、その間にも3、4回病院に行ったので自己負担がけっこうキツかったです。2、3万円はかかったと思います。
保険証と医療証で自己負担が0になることを初めて知って驚きました。ありがたいです。


最後に、当たり前かもしれないですが、信じられないくらいかわいいです。見た目のかわいさ、小ささもありますが、抱っこしてるとき全体重をこちらに預けているのを感じると、この子に100%信頼されている…と思ってびっくりします。信頼というか、頼る人が両親しかいないので当然なんですが、信頼されてるとか、愛されているとか、そういう気持ちになります。そう感じるようになっているのかな。
子供から愛されてる!というのを感じて、本当に信じられないくらいかわいくかわいく思えています。

また余裕があるときに書きます。2ヶ月間はあっというまに過ぎたけど、夫と育児ができて、子供の成長をみることができて本当に楽しかったです。

2024.5.29

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