電子書籍市場は拡大中。書き手と読み手の思いはこんなにも違う
最近Kindle出版にハマっていますが、書いている人が結構多いんですよね。
国内の電子書籍市場は、2014年に1,000億円を超えて以降右肩上がりに成長していき、2022年には5,013億円の規模となった。なんと、日本の電子書籍市場は世界の約3割を占めるまでに成長している。
ただしこの大半は電子コミックで市場の9割を占めている。電子書籍市場は2022年でも446億円しかない。紙書籍の1/15ほどの規模にしかならないのです。
利用している電子書籍サービスやアプリのうち購入・課金したことのある電子書籍サービスやアプリ
どうやら電子書籍業界はKindleが強いようですね。ちなみにKindle UnlimitedはKindleの月額980円での読み放題サービスのことです。Kindleストアに登録されている本は700万冊以上あるのですが、そのうちの200万冊がKindle Unlimited対象となっています。
僕もKindle出版をしている中で、電子書籍のありがたみをひしひしと感じています。以前は出版社さんと契約して紙の本を出版したこともあるのですが一定の部数を売り捌かないと印税が入って来ないんですよね。だから実際はほとんど収入にはなりませんでした。
でもKindle出版にしてからは、出版社や取次店を介さなくても、いきなりAmazonに本を置いてもらえるというメリットがある上、印税も従来の2から10倍くらいの料率になっているので書き手としてはメリットしかないように感じています。
ちなみに僕の本は、ほぼKindle Unlimitedの売り上げのみです…泣
でもやっぱり本には「紙」の良さがあるんですよね。フランスなんかは紙のマンガ本は芸術作品として扱われていて、ルーブル美術館にも飾られていたりします。
あとは、やっぱり紙の質感や匂いなんか好きなんですよね。だからきっとこういう根強い層がいる限りは紙の本はなくならないと思っていますが、出版する側からすると電子書籍の方がありがたいというジレンマ…
とは言っても電子書籍市場はまだ446億円と非常に小さなパイ。制作に使えるツールも十分ではなく、紙出版のような品質の本を作ろうとするとそれなりの投資が必要。
これから作家を目指す人にとっては決して恵まれた環境では無いと思いますが、この業界まだまだ追い風が吹いていると思います。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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