私が14歳だった頃 夢みた世界平和
私が14歳だった年の3月11日。
塾の帰り道、車の中で父が「また戦争が起こる」と言った。
なんで?と思って帰ると、いつもは消されてるはずのテレビはニュースを流していた。
「同時多発テロ」だった。
私はショックを受けた。
「また戦争が起きる」
その言葉が何度も浮かんでいた。
怖い。誰も死んでほしくない。死にたくない。
第三次世界大戦が始まる…。
その夜はあまり寝付けなかったのを覚えている。
翌日、学校に行くと「私の世界」は壊れていなかった。
前日と何も変わらない。
同時