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即興 コラボ ライブ『虹は永遠に一番近い雨』小森俊明&植岡勇二(ポエレーベル・即興詩人 AI UEOKA)


昨日6月2日、武蔵境 810 にて開催されたボイスパフォーマー ヤスさんの2 days のイベントに演者として出演させていただきました。今回のコラボはアーティストである 小森俊明さん。 


小森さんとは久々のコラボです。

出演前、小森さんが話してくれたんです。

自分が恐縮してしまうようなベテランかつ実力の高い方とコラボする際、意外と言われるのが

「遠慮しないで」

「好き放題やっていいよ」

「とにかく『忖度』しなくていいよ」

「逆に そうじゃないと面白くないしさ」

というセリフらしく。

やっぱり ライブやってる時に、ステージに上がる前からすでに大きな流れができていて、それが読めてる上で ステージに上がって、最後までその太い 流れの上でいろんなバリエーションをエキセントリックに仕掛けて帰ってくる、

それはライブにおいてかなり重要だと思ってて

自分に課すのは

何のためにステージに上がるのか?

つまりは日頃どんな生活をしてるのか?

何のために

ステージとステージじゃない場所を区切るのか?

ということの意味だと思っています。


ライブ終わった後に、14日にコラボする園田さんと話したんですけど

「スマホで1日5回ぐらい見返さないと今日何月何日だかわからない」

その感覚と同じだと思ってます。

多分 自分なら8年ぐらい前からそれがずっとあって

今この瞬間を生きてるから 今何日だか逆にわからない  

そういうこと なんじゃないかなとなんとなく最近思ってます。

「今日は何月何日ということに優先を置くのは愚の骨頂だよね」

ということを 園田さんがポロリと言ってて

楽だなあと思いました。

自分でその日その日の数字を覚えておいて記念日に変えるのは、恋人との記念日を勝手に覚えてるようなもので、自分がその日を焼き付けたいから そのシンボルとして数字を使うと思う、とか。

自分の仕事の師匠が、当時 終戦記念日の話を 年配の方に聞いて集めるのが ライフワークで

どんなに認知に障害が起きてる方でも、その日のことは24時間次から次へとずっと話してくださるんですって

それが脳の仕組み だと思ってます

脳の仕組みと言うか

人の心

ライブ前、久々にお会いした多忙の小森さんとひたすら いろんな話をしました。

特に前回ディープにコラボしたのが、ウクライナのニュースが勃発したあたりで

その時

抑圧と断絶

それをテーマに 2時間近く コラボしたので

それ以降どうですか という話から色々と始めて行きました。

80代の、戦争を実際体験した方々の特有の強さ、

例えば 現代なら、第二次世界大戦的な緊張状態に相当する苦労を経験した方、その特有の生命の強さ、

最近の日本のアーティスト事情の話などしながら、

自分の自由をどんな風に使うか?

それについてひたすら 小森さんと話した後に挑んだライブでした。

そんなわけで今回、

自分が自分のライブに退屈を感じるのって、やっぱり 自分の技術的な自信のなさ、心の壁 故に、勝手に周囲に忖度したり、勝手に遠慮してる時だなあと思ったりするので、

今回はせめて

僕らの間では好き放題やっていいというのを互いに許して、その安心の上で、自由にやっていいんだってことを肝に銘じて、自分の自由を自分で勝手に制限するのをやめてみませんか?

という 縛りだけ決めて、本場の即興ライブに挑みました。

810は、尊敬する演者さんから頻繁に話を聞く場所で。とにかく最近噂を聞いていたので、どんな場所だろうとワクワクしていました。

ボイスパフォーマー ヤスさんが今回のイベントに集めたであろう演者さんが、皆さん粒揃いで。それぞれの持ち味が自由に発揮できるステージがあらかじめ用意してあること、そこにあったことが何より良かったです。

最後の食事会での、店主な方のお料理、その振る舞い方も粋な味!

ありがとうございました!

あ、MCでアリアさんの名前が出たので念のため。

今回 広報については事前に小森さんと打ち合わせをしました。

で、身内などから情報を集め会場のキャパを調べたところ、演者の数だけで8割は埋まってしまうであろう感じがあったので、今回、毎回 100通ぐらい送ってるDMをかなり厳選し、20通ぐらいに控えさせていただいてます。

あれ?今回 DM 来ないなあと思った方、本当にすみません!

同じ日に公民館運動もあったので、全体的な告知はいつも通り10個ぐらい関連記事はつくれたんですけど、なかなか 会場の広さを考えると、これは配慮すべきかなと。

つまりはこれが、忖度でしたね!
逆に これはみんなに申し訳なかったです!

こここそ遠慮なく忖度しないで、いつものように今回のイベント好きそうだなって人みんなに普通にDMして20人ぐらい呼んじゃえばよかったなー、という本当に面白いライブが今回できたので、逆にみんなに見てもらいたかったなあって殘念!

それもあって 今回 iPhone Android の撮影2台で臨んだんですけど、

まー、凡ミスで

正面の動画がない!笑笑

というと、

マイクの位置 ずれずれで僕が小森さんにかぶっちゃってる

などなど 毎回 宿題が残るんですけど。。

みんなに見てもらいたいなぁという気持ちを詰め込んで 会場に向かいました!

イベントの内容が1日最高だっただけに、残念!

その上で、僕のことを信じ好き放題やらせてくださる 小森さん、有り難いです。とてもやりやすいです。

忖度しないということと、自己中心的ということは全く違う。

その違いがきちんとわかるので楽なんです。

今回もありがとうございました。

公民館運動で遠慮や忖度なくコラボライブができたのは、初めて小森さんと出演することは叶った鵺魂さんとの去年の9月のコラボのみだったので、 

ずっと周りに遠慮してる自分に対し、勝手にストレスを抱えていました。

これは自分の問題なのでどうしたものかと ずっと周囲には相談していて。

初期の段階で 井上さん小玉さんが その相談に乗ってくれていて、結果 最後の最後まで、自分の殻を破ることができず、遠慮する形でしか ライブもできず、一旦 ソロで修行してこようと思った、第1弾ライブでございました。

お次は6月10日(月)高円寺オリエンタル フォース

火炎瓶テツさん DJ 企画です。

その次は6月14(金) 阿佐ヶ谷天。

佐伯さんの企画で、今回は、舞踏家 園田游さんとのディオです。

何はともあれ 何かアクションを起こすたび 失敗や学びがかえってくるのが嬉しいです。

引き続き精進します。

今回は小森さんとのコラボということで反戦=ラブ&ピース アラモード=自由の使い方をテーマにコラボさせていただきました。

真実だけ そこにあればいい

それが 『くにたちダンサーズ』から学んだことです。

真実だけが 魂を 打つ

それは 相田みつをさんの大好きな言葉です。

今回のライブは本当にしんどかった分 自由を感じながらやりきることができました。

普段絶対やらないことをどんどんどんどん自分の中から出していって絶対にそれに 抗わないと決めました。

周囲にそれを言ってるふりをして全部自分にそれを課しがら、全部自分でそれを背負うような形でやったらどうなるだろうと それを決めました。

手前の小さな空席の椅子

そこに

『戦争』

を座らせました。

『戦争』くん?ちゃん?さん?との会話を始めながら、完全に その後の思いつきで

「小森さん 戦争しましょう」

「僕は今 あなたの仮想敵国 です」

というセリフで、今度は自分が『戦争』の魂を着てみました。

「絶対最後まで冷たくしてやる」

そう言い切りながらも、その葛藤をどんどんどんどん 示していく。

もうこの段階で小森さんの普段の大好きな雨色の音色は、僕には聞こえてるわけです。

そして

「そんな時に大切にしてる音が聞こえたら?」

と、さあここから ラブ&ピース アラモードモードに切り替えるぞ というタイミングで、

『戦争』の席に、今回一番感想くださったノリノリのお兄ちゃん、ソプラノサックスの方が座ってくれた(ライブの趣旨を理解してくださり、最後の最後まで自分で名乗んないのもかっこよかったんです!ありがとうございました!めちゃかっこよかったです!)

で、

「こんな風に魂は着替えるものです」

という 『愛』シンボルにさせていただき、『戦争』が『平和』に切り替わるということはどういうことなのだろうか?という即興に切り替えました。

ダンサーズの舞台で覚えたのは、何より、演技です。

普段の自分で出てるふりをするんですけど、毎回 瞬間 瞬間 ずっと頭回しながら演技してます。

その上で 絶対に演じてはいけない。

なぜなら 演じてしまったら演技になってしまうから。

その矛盾を解消するには 即興 しかない。

真実からそれてしまうから。

このバランスを両方回しながら、自分が今何が伝えたくてそのためにどんな風に 演技がしたいのかというのを考えつつ、その上で 周囲の評価は関係ない。

それは自分だけわかってればいいからです。

でも自分がそれを分かってるとライブがそれを証明してくれるので、最後に腑に落ちるというか。

そういう即興ライブをしていきたいので、ダンサーズの経験は本当に勉強になりました!

それを踏まえた上で、即興 なので その瞬間 体の中で 沸き上がったことを全部口にすると決めていて。

その勇気がないと愛をつくれないというのが 即興の感動の肝ですけど、

その上でも コラボ 相手の小森さんのそのテーマから逃げない

と決めていたので

命の話は題材が重く 
 
本当に疲れたけど

本当にやって良かった。

目眩でクラクラしてちょっとやばいなって、ライブ会場でも最後の食事会もお酒も一滴も飲まずに早退(悔しい笑)

それでも、自分史上最高のライブでした。

次から次へと最高のライブを重ねていかないと、次がない。

それはどんな会場であれ どんな環境であれ 何であれ。

守りに入ったら終わり。

それでも いろんなものを守りたいがゆえに、失敗したりしながら生活というものは進んでいくと思うんです。

できることよりも、
挑むのが大事。

要は、「何を大切にしたいか?」

その人が、それをするために、

「何に挑んでいるのか?」

そこさえ見えていれば、縁の「熱」は保たてるんじゃないかなぁ。

と、個人的には思っています。

想像力からの行動力=想像力。

それを互いに大切にする、

互いの自由を尊重し合える、

それが『愛と平和』なのかなと。


「愛とは相手に自由を与えること」、

みたいな言葉が自分は好きなタイプで。

愛とか勇気とか、

資源0の話。

最近、周囲の大人な方々を観ていて特に思います。

とくに14歳のゴンゴンとか、特に大人です。

だからすごい楽させて貰っていて。

ここは、歳も対場もここは本当に関係ない。

やさしさの大きさ、感受性や知性の話です。


そんなわけで、普段の忖度モードの自分では絶対言わないようなセリフや演技を自分がヒヤヒヤドキドキしつつ真実を伝えるというでっかい大木とでっかい川だけおさえておいて、その上にのせるバリエーションのエキセントリック、 それを演技だとか嘘だとかバレないように仕掛けていったのでどうなっちゃうんだろうこれって!と、自分自身びっくりしながら最後の最後までやりきれました。

周りのみんなが

「好き放題やっておいで」

と応援メールくれたり

「愛と平和は自由の上に成り立ちます」

と応援メールをくれたり

それらみなさんの自由が集結した今回のライブでした。

人間が生まれてから未だに続いている形を変えているだけの戦争と、そもそもの自由の使い方から生まれてくる この社会において

自分のテーマは

子供の頃からの今までの生活と、ウクライナとか震災とかそういうことをいかにわけないか?

物心ついた時には全員に平等に始まっている戦争について一体みんなはどんな風に考えてるんだろう?

とか

今回も貴重な機会をありがとうございました。

次回も頑張ります!


あと、YouTube5000字、紹介欄に書けるですよ!

これはその音声入力=即興朗読記事・移植版でした。


伝えたいことがエントロピー

冷えたら終わりんす


自分のスマホの関係でこの26分 ちょっとになっちゃうと毎回自動的に切れて録画が切り替わり、後編になっちゃうんです。

今回 それが起こったら嫌だなと思って iPhone の方も 録画しておきました。

やっぱりそれがおってました。いや~ん♥

そっちは通しで見れると思うので、途切れることなく見たい方は、後ほどアップする縦置きのバージョンでよろしくお願いします!



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