生理心理学と認知心理学をもとに人とAIの違いについて考えてみよう
こんにちは。私はRCAを卒業後、ロンドンを拠点にManchester Metoropolitan University でリサーチャーとして仕事をしています。
RCAでも心理学をベースにデザインやアートの制作を行ってきましたが、
自分を棚卸した結果、しばらくは自分のバックグラウンドである心理学についての研究を行うことに決めました。
今日は心理学のうち、認知心理学のベースとなる考えと、そこから派生してAIと人の違いについて考えたいと思います。
生理心理学では、人は刺激と反応の一次方程式のもと成り立っているということである。
目に光の刺激が与えられれば、反応として瞬きをするといったことである。
では、刺激と反応の間にある、脳の情報処理について考えてみよう。
認知心理学では、脳を一つの計算機と仮定します。
Xを感覚器官からの入力、そしてYを行動と考えてみましょう。光の刺激によって、私たちはそれを緑や赤と認識します。
認識するまでに、過去に見たことのある色なのか、記憶と照らし合わせるなどの情報処理計算をすることが脳の役割であると私は考えます。
一方で、厄介なのは人間に「共通理解」としての感情があることです。
これを係数aとしましょう。
aX*Yによって行動が変わってきます。
この係数aは再現性、客観性、反証性がないと私は考えます。この係数こそがAIにはない人間のユニークネスだと私は考えています。
みなさんはどう思いますか?
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