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#お野菜便
イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅〜季節は四つだけじゃない〈暦のお話 まえがきに変えて〉
一年を通して様々な季節が味わえる日本。古来より大切にされてきた暦に触れていくことで、その豊かさをより深く感じられます。知ることは伝統や智慧、ひいては叡智とつながる第一歩。オーガニックオーダーを体感し、イマここに生きましょう。
〇この『暦と季節のお話』シリーズは、
伝統的な暦【二十四節気七十ニ候】を、リアルタイムに季節を感じながら、養生法と共にみてみようというものです。
マガジンに順次まとめていま
イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈冬至 末候『雪下出麦(ゆきわたりてむぎいづる)』〉
2020年12月31日~2021年1月4日七十二候 第66候 冬至 末候『雪下出麦(ゆきわたりてむぎいづる)』
☆彡タイトル写真は麦ではなく、冬の野菜畑です☆彡
元となった中国の宣明暦では「水泉動」と呼ばれ、「地中で凍った泉が動き始める」などといった意味なのだそうです。
少し前の候で触れた、今段々と旬を迎えている水仙も、元はここからなのかな?とふと思いましたが定かではありません。
華憐で良い
イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈冬至 次候『麋角解(おおしかのつのおつる)』〉
2020年12月26日~30日七十二候 第65候 『麋角解(おおしかのつのおつる)』七十二候にいう麋角びかくは、「なれしか」の角のことで、「なれしか」とは大鹿のことを指し、これはトナカイの一種なのだそうです。
『麋角解』の時季にツノが落ちるのは、トナカイ系のシカとのこと。
『落角(らっかく)』というのだそうです。
ちなみに日本ジカのツノは、早春に落ちるそうです。
古代中国から伝わったあと、
イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈冬至 初候『及東生(なつかれくさしょうず)』〉
2020年12月21日~25日七十二候 第64候 冬至 初候『及東生(なつかれくさしょうず)』
※2020年12月30日改訂しました。
「乃東」(なつかれくさ)とはなんのことでしょうか。
馴染みがない言葉ですが、これは「靫草」(うつぼぐさ)のことだという説と、ジュウニヒトエという説の二説あるようです。
説明を読んでいくと、どうも後者のほうかなという氣がします。
ウツボグサは夏至のころに枯
イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈大雪 末候『鱖魚群(さけのうおむらがる)』〉
2020年12月16日~20日 七十二候 第63候『鱖魚群(さけのうおむらがる)』
鮭が産卵のため、群れをなして生まれた川へと里帰りする頃とされており、そのことを表しています。
日本の七十二候は、古代から伝わる中国の暦を参考に、日本のその時々の気候に合うように作られています。
同じものもあれば違うものもあり、今回のものも日本用にアレンジされています。
「さけ」と読んでいますが、もともとは「鱖
イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈大雪 次候『熊蟄穴(くま あなに こもる)』〉
2020年12月12日~16日 七十二候 第62候 大雪 次候『熊蟄穴(くま あなに こもる)』熊が穴にこもる頃、の意です。
全ての熊がぐっすり眠るわけではなく、こもる間に子育てをすることもあるのだそうです。
偶然譲って頂いた絵本に、なかなか眠くならないこぐまをあやすというストーリーのものがあります。絵もストーリーもなんとも温かみがあって、すっかり気に入ってしまったのですが、現実の冬の熊はとて
イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈大雪 初候『閉塞成冬(そらさむく ふゆとなる)』〉
2020年12月7日~20日 二十四節氣 第21番 大雪(たいせつ)2020年12月7日~11日 七十二候 第61候 大雪 初候 『閉塞成冬(そらさむく ふゆとなる)』太陽黄経が225度のときで、雪が激しく降り始めるころと言われます。
『暦便覧』では、「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」と説明されます。
今年は平年より暖かいスタートと言われますが、来週からはしっかり冷えることが予想されています
イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈小雪 末候『橘始黄(たちばな はじめて きばむ)』〉
2020年12月2日~6日 七十二候 第60候 小雪 末候『橘始黄(たちばな はじめて きばむ)』橘の実が黄色くなり始める頃
この橘とはヤマトタチバナのことで、別名ニッポンタチバナとも呼ばれています。
「橘」とは、古くは柑橘類の総称で、文献などに出てくる「橘」は、いろいろなミカン類を合わせてこのように呼ばれていたそうです。
サロンのある地域は柑橘類の栽培が盛んで、一年を通して様々な柑橘が市場に