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二十四節気七十二候・あーしゅ暦のおはなし2020年

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一年を通して様々な季節が味わえる日本。古来より大切にされてきた暦に触れていくことで、その豊かさをより深く感じられます。知ることは伝統や智慧、ひいては叡智とつながる第一歩。暦を辿っ… もっと読む
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2020年11月の記事一覧

イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈小雪 次候『朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)』〉

イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈小雪 次候『朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)』〉

2020年11月27日~12月1日七十二候 第59候 小雪・次候『朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)』
北風が木葉を吹き払ってしまう、の意。

今日27日は、サロンがある地域では日差しはあれど朝から冷えを感じる陽気、午後は急に曇り雨が降ってきましたが、夕方は上がり、きれいな夕方の光と空。

一時的に雨が降っても、空気が澄み、冷えて乾燥するので、いよいよ冬だなあと感じます。

先日出てきた水仙も、

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イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈小雪 初候『虹蔵不見(にじかくれてみえず)』〉

イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈小雪 初候『虹蔵不見(にじかくれてみえず)』〉

2020年11月22日~12月6日 二十四節氣 第20番 小雪初雪が降り始める頃

2020年11月22日〜26日七十二候 第58番 小雪 初候『虹蔵不見(にじかくれてみえず)』虹が見えなくなる頃、の意。

今回の候は、清明の末候(4月15日~19日頃)『虹始見(にじはじめてみる)』と対になっている候です。

季節の環が想像できておもしろいなと思います。

「虹蔵不見」の「蔵」には潜むという意味が

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イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈立冬 末候『金盞香 (きんせんかさく)〉

イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈立冬 末候『金盞香 (きんせんかさく)〉

2020年11月17日~21日  七十二候 第57候 立冬末候 『金盞香 (きんせんかさく)』
ここで言う『きんせんか』とは、春に咲くキク科の金盞花のことではありません。

なんと、あの可憐な水仙のことなのです。

金盞とは黄金の杯のこと。

白い6枚の花びらの真ん中に、艶やかな黄色の副花冠を持つ水仙の異名なのだそうです。

水仙は他にも別名を持ちます。

二つ目の別名は、『雪中花』。

水仙が咲

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イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈立冬次候 『地始凍(ち はじめて こおる)』〉

イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈立冬次候 『地始凍(ち はじめて こおる)』〉

2020年11月12日~16日 七十二候 第56候 立冬 次候 『地始凍(ち はじめて こおる)』

★一部改訂のお知らせ➤2020年11月17日、初期文中に使用していました『ムチン』という成分とそれにまつわる表現が国際的な観点から正確でないことがわかりましたので改訂させて頂きます。日本では何十年にも渡って野菜類から『ムチン』を摂取できると教えられており、学校教育の教科書に記載されたり、管理栄養士

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イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈立冬初候 『山茶始開(つばきはじめてひらく)』〉

イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈立冬初候 『山茶始開(つばきはじめてひらく)』〉

二十四節気 立冬 2020年11月7日~21日
七十二候 立冬 初候 『山茶始開(つばきはじめてひらく)』
2020年11月7日~11日
山茶花➡️さざんか

似ていますね。

見た目もそっくりです。

↓見分け方はこちらの記事がわかりやすかったのでリンクさせて頂きました↓

う~ん

今日、椿と思っていたのは山茶花だったのかも!

いずれにしても美しくて、いつも心をあたためてくれます。

★二十

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イマここに生きる!オーガニックオーダー、暦のお話~〈霜降 末候「楓蔦黄(もみじ つた きばむ)」〉

イマここに生きる!オーガニックオーダー、暦のお話~〈霜降 末候「楓蔦黄(もみじ つた きばむ)」〉

2020年11月2日~6日 
七十二候 第54候 霜降 末候「楓蔦黄(もみじ つた きばむ)」
字はかえでですが、これでもみじと読むそうです。

や つたが黄色くなってくる頃➤➤➤紅葉の頃と捉えて良いのかなぁと景色を想いしみじみ。

この候が終われば秋土用も終わり、7日は立冬、冬の幕開けとなります。

このあとの候は、冬ならではの風景を重ねていくような詩が続いて、読んでいるだけで清々しい気持ちにな

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