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リハビリのための時間

昔、ある人からこんなことを言われた。はっきりとは覚えていないが、多分こんな内容だったと思う。

「自分という人間は存在しない、存在するのは自分の周りの人間が私を見たり聞いたりしたその外面的な情報で作り上げた虚像でしかない」

そのときは良くわからなかったが、最近になって、この言葉を思い出す。自分のことは自分が一番知っているように見えて、実はそうではない。結局のところ誰も自分のことなどわからないのではないか…まだ答えは出ていない。

私はリハビリのためにnoteをはじめた。社会の中で生産性を求められた結果、壊れてからっぽになった自分ともう一度向き合う時間を作るためだった。長く仕事を続けていく中で己を徐々に消していき、切り売りしてきた時間と身体が限界となり壊れた瞬間に私のリハビリは、はじまったように思う。

今日は押し入れの整理をした。「思い出」の棚卸しをやると心が整理されるように感じる。押し入れやクローゼットでなくても良いだろう。昔書いていたブログやSNS、手紙、アルバム、大切にしていたであろう何かと向き合うための時間をつくる。過去と向き合い自分が何か好きだったのか、何が嫌いだったのか、思い出してみる。物に宿った思い出や文字や画像の記憶が昔の自分から今の自分へ語りかけてくれるかもしれない。

押し入れから出てきた物は、まだ書きません。(リハビリが進んだら書いてみます)今は家にいる時間が長い人が多いと思います。押し入れやクローゼットの中を開けてみると何か見つかるかもしれません。

誰かのためではなく、自分のための時間を少しずつ取り戻そうと思います。




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