押し入れを整理していて気づいた失敗を贈与する方法
先日リハビリのために押し入れの整理をした。きっかけはリモートワークで押し入れをデスクに改造する必要に迫られたからだ。今日は押し入れから出てきたブツの内容とブツを整理していた時に気づいた事を書いてみようと思う。
押し入れから出てきたブツ
・ブルースハープ(あんま吹けなかった)
・カホン(叩きすぎて壊した)
・アコギ(Fで挫折)
・けん玉(カッコいい技できなかった)
・タイ語初級のテキスト(文字で挫折)
・ダンベル(重すぎた)
・広末涼子ファーストビデオ ワンダフルストーリー(こんなん買ったっけ?)
・広末涼子主演映画20世紀ノスタルジア オリジナルサウンドトラック(映画見た記憶無いけど何でサントラだけある?)
・アイスの棒(汚い…当たってたのか?)
他にも色々出てきたが、とりあえずこんな感じだった。「あ〜、あん時練習したけど結局モノにならなかったわ〜」というブツもあるし、何で買ったのか全く思い出せない謎のブツもあった。広末涼子推しだったのか俺は?MajiでKoiする5秒前だったのか?誰か教えて欲しい。
押し入れの思い出と向き合い、小一時間過去の自分に説教したくなった時にふと気がついた。
「今の自分にとって必要ないブツも誰かにとっては必要なブツかもしれない。」なぜそう思ったかと言うと、今この本を読んで贈与について勉強しているからだ。
モースの贈与論はかなり読み応えのある本で、やっと結論まで到達したので、これから2周目にトライしてみようと思っている。もし、うまく贈り物をしたいな〜とか、うまく贈り物を受け取りたいな〜と思っている人がいたら読んでみたら良いかもしれない。もし、本を一人で読んでも理解が難しい場合は、丁度ぷろおごサロンという場所で贈与論を読むイベントをやってるので覗いてみたら理解が深まるように思います。
ちょっと脱線しましたが、要するに押し入れの中のブツは自分にとって不要になっていても、他の人に譲ればなにかの役に立つのでは?という気づきです。
自分は昔シェアハウスに住んでいたのですが、冷蔵庫に見切品の安い果物とか入れて放置プレイしかけた事があったのです。でもその時、料理上手のKさんが「僕の持ってるパパイヤと混ぜてミックスジュースにすれば良いじゃ〜ん」と言ってくれたお陰で美味しいジュースが飲めました。自分は安物の見切品バナナを処分しようとしていたのに何故かパパイヤの入った激うまミックスジュースを飲めたのでした。もちろん、不用品をメルカリとかに出すのもお金に変わるしアリっちゃアリなんですが、シェアハウスでみんなで残り物かき集めて料理するのって何か楽しかったよな〜と思い出したのでした。
そして、更にブツだけではなく失敗した事(経験)もまた贈与(プレゼント)する事は可能ではないか?と感じたのです。
例えば、楽器がうまくいかなかったのは、どこで詰まったからか?とか、なぜ見た事の無い映画のサントラCDを買ってしまうのか?とか、アイスの棒の当たりマークは大体どの位で消えてしまうのか?とか…
そう言った事をチャレンジして失敗してブツや挫折経験を贈与する事でリハビリをしていこうかな〜と漠然と思っています。
冷蔵庫の整理をするとレシピが組みやすくなるように、俺の広末涼子グッズが手元から離れた時、我が家の押し入れの余白に新しい推しが現れるのかもしれません。まだ試行錯誤ですが、押し入れを整理しながら必要なブツといらないブツと向き合っていこうと思います。
まさかのVHS
見たことない映画のサントラ
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