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本物4歳児 —— 機転が利くなぁ

今朝のこと。

先日4歳になったばかりの次男の調子が悪かった。
というか、機嫌が朝から悪かった。

我が家の朝食は、白米+ふりかけ+ゆで卵というのが多い。

ドンブラザーズ好きの次男のために嫁はドンブラザーズふりかけセットを買っていた。
さけ、たまご、おかか・・・など4種類ぐらいがそれぞれ4食ずつ(多分)入っている。

次男は青(おかか)の袋を2つ取り出し、2つを見比べていた。
そしておもむろに一つを私に渡した。
私は次男に聞いた。
「これ、かけるのね?」
もう一つの袋を見ている次男は気もそぞろに「うん」と言った。

私が袋を破って次男のご飯にかけると、次男はそれを見て火が付いたように泣き叫び始めたのだった。

「違う!こっちなの!こっちをかけて欲しいの!!」
こっちとは今彼が持っているものを指しているようだ。

「中身一緒だから。どっちもおかかでしょ」と言ってみるも、
「違う!こっちが良かった!!こっちが良かったのに!ぎゃぁ~!嫌だ!こっちでやり直して!!」

朝から非常にうるさい。
このまま対抗してもうるさくなるだけだから、優しく言って放っておこう。

「ごめんね、それは明日食べよう。中身同じ、一緒の味だから」

しかし次男は諦めない。
「嫌だ!!こっちが良かった!!」と泣き続ける。

そこで嫁が追い打ちをかける。
「あ、ごめん。今日朝から洗濯したり乾燥機回したりしてたから、ゆで卵作るの忘れてた・・・」

「嫌だ!!卵食べたい!!ゆで卵!!!」
次男はもはや発狂したのかと思わんばかりに泣き叫んでいる。
うるさい・・・

嫁が言う。
「ごめんな、でももう時間がないから、今日は焼き芋があるからそれを食べて。ね?」

「たまごたまごたまご!!!卵が食べたいのに~!!ぎゃぁ~~~~」

だんだん腹が立ってきた私・・・
「そんなこと言うならもう今日は朝ごはん食べなくていいよ。そのふりかけご飯もやめとき」

「いやだぁ!ご飯食べる!卵も食べる!!ゆで卵が良かった!!」

もう堪忍袋が・・・私は言った。
「もう今日は二度と『たまご』って言うたらアカン!『たまご』って言うたら朝ごはん抜きにする!」

次男はすぐさま言い返した。
「嫌だ!ご飯食べる!!『白くて丸いもの』が食べたい!!『白くて丸いもの』を出して!!ぎゃぁ~~~~!!!」

私も、それを聞いていた嫁も長男も食べているご飯を吹き出すぐらい笑ってしまった。
4歳になったばかりなのに、すごい機転が利くな・・・

しかし朝ごはんぐらい、静かに食べてくれよ・・・

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