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本物の3歳児 その3 クマバチになりたい

毎朝次男と散歩をしている。
幼稚園年少が始まったが、今は隔日登園なので、幼稚園に行かない日は散歩に行く。

その日は登園日だったが、出発時刻まで少し時間があったので、次男と少しだけ散歩することにした。

散歩中にクマンバチが飛んでいたので、「やっぱりクマンバチ可愛いよね~触りたいけど差わせてもらえないよね~」と言っていたら、次男から、帰ったらクマンバチごっこしようと提案があった。
次男が家の中を飛び回るので、透明の虫網で捕まえてと。
「触ってもいいから思いっきり触ってよ!」と。

家に帰るや飛び回る次男。
捕まえようと思ったら自分から俺の足に抱き付いて来た。

よ~しよしよし、と背中とか撫でまわす。
飛んでいくかな?と思ってもくっついたまま。

しばらくしてまた飛んで行ったが、またすぐくっついて来てよ~しよしモード。

どうしたんだろう、いつもと違うな~と思っていたが、どうやら幼稚園登園2回目で、この後お母さんとバイバイするのが不安だった様子。
そう言えば散歩中も「今日はお父さんともバイバイするん?」って何度も聞かれたな。

幼稚園には嫁が送って行くのだが、次男が不安を抱かないように、玄関で「楽しんでおいでよ~!」と元気かつ思いっきりの笑顔で送り出した。

普段あんなに悪いぐらいに暴れてるのに、こんなしおらしい姿を見ると、やっぱり3歳だなと感じたのだった。

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