岡山県瀬戸内市、備前おさふね刀剣の里とその周辺を散策
3月の終わり、蝕まれた心身を回復するべく有給休暇消化中に心が休まることをした。ひたすら眠る、ピアノを弾く、絵をかく…そのうち、せっかく時間があるんだからと、どこかへ小旅行と称してドライブをしようと思い立つ。
行くなら、岡山県。何故かというと、自分が岡山に行くのは大体、行きつけのエキゾチックアニマル専門病院に用事があるときで、そんなときは病気で弱ったコ🐤を車に乗せているときで、とても遊んでいる場合ではないとき…。
いつか皆🐤🐭が健康で平穏なときに、岡山へのんびり遊びに行きたいなと思っていた。岡山方面へは運転も慣れているし。上記事2021年末から2022年にかけて体調を崩したのを投薬治療と保温で持ち直し、通院も不要になって以来、ちいちゃん🐤の体重は39〜41gをキープしている。尚且つ最近は、春になり屋外から聞こえてくるイソヒヨドリ、ヒバリ等の鳴き声でハイテンションにご機嫌に過ごしている。
今こそ岡山へ遊びに行こう。(勿論ちいちゃん🐤は留守番)
備前長船刀剣博物館
そこで、以前から気になっていた博物館のひとつ
『備前長船刀剣博物館』https://www.city.setouchi.lg.jp/site/token/
とその周辺をぶらぶら巡った。
展示されている刀剣は、ライトアップされているから余計にそう思うのだろうが、ギラリと光る刀身には思わずたじろぐ。
小学生の頃『刃物はいつも人を狙っているから、刃物がこちらを見ている間は絶対油断するな』というような会話があったのを思い出す。それは、図書室の児童文学で、何という題名の本か覚えておらず、内容もいまいちうろ覚えの物語だった。架空の街の小さな商店街の金物屋で、店主から幼い主人公に向けられての言葉…だったと思う。おそらく、刃物はちょっと刃に触れただけでも怪我をする、若しくは不意に人に怪我をさせたりして危ないから、安全な場所に仕舞うまでは用心して取り扱え…という注意のような、警告のようなセリフだろう。その主人公と同じく幼かった自分は、身近にあるカッターナイフ、彫刻刀、果物ナイフ等々が、いつもこちらを切りつけようと目を光らせているような気がしてならなくなり、すっかり刃物を擬人化して怖れてしまった記憶がある。
展示されている刀剣はどれもギラギラ光っていて奇麗だった。制作年は江戸時代や、鎌倉時代などと記載されている。そんなに昔に作られて、令和の今になっても輝いているのだから、人なんか切ったことないヤツらだろう、多分。
それでもなんとなく展示ガラスの存在に安堵する。
太刀
刃文について
映りの良い写真のみ厳選したので、刀剣をクリック拡大して刃文も見てほしい。このような説明書きのおかげで、全く知識の無い自分のような者でも、ほほぉ、この模様が…とか何とか、分かったような気分で鑑賞出来る。個人的には、丁字とか簾刃とか、模様っぽくなってるやつが好き。
見出し画像のイラストも自分の好みで、刃文が模様っぽい刀剣・祐永(次の刀の中に写真あり)を参考にした。刃文の表現は、何か妖刀ぽくしたかったので手がきで頑張ったが、素直にトーンを使えば良かったかもと反省…。
刀
短刀
鞘師・拵
2Fは、テーマ展「鞘師 前田幸作の世界」が展示されていた。
鞘師について
打刀拵
橋の装飾にも刀の鍔
岡山県瀬戸内市、備前大橋の装飾は刀の鍔。凝っていて、通りすがりにも目を引く。この橋は結構距離があり、瀬戸内市から岡山市まで架かっている。ちなみに岡山市側の装飾は、桃の装飾だった🍑
日本一のだがし売場でお土産を購入
こちらも気になっていたのでフラッと寄ったのだが、思いの外混雑していた。店内は勿論、外の駐車場まで人が多かった。店というか、大きな倉庫のようになっていて、すごい種類と数の駄菓子が安く取り揃えられていた。人も多いし、サッと買って帰ろうと思っていたのだが、店内ぐるっと一周見るだけでも軽く一時間以上かかったと思う。駄菓子以外にも駄菓子のキャラクター、パッケージデザインの雑貨まであったので、雑貨好きにはたまらない。
土日祝日と、GW期間(4/29〜5/7)はWEB入場券が必要なんだそう。知らなかったけど、入場券不要の日で良かった。
本当はもっと色々立ち寄る予定のつもりだったけど、一所にじっくり時間を費やしてしまった。また次回遊びに行こう。