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【イラスト制作記録・コピック色塗り】きつねのヨメ入り


“塗り方はキッチリハッキリではなく、ぼやんとした滲んだ色で湿り気を出したい”

と、前記事でぼやいた。


 色をハッキリ塗らないつもりなので、仕上がりがボヤけ過ぎないよう、線画をかっちりかいた。
 頭の中にしかない下絵のイメージを紙に具現化していく下書きと、そのグシャグシャの下書きを、一本の線で整えていく線画の作業が終わったのが前記事。なんならそれでもう完成している気持ちになっているが、絵としては白黒の線画状態で未完成。

あとはコピックで色を塗るだけ。
だけ…?



 未完成絵をいちいち撮っているのは、画面で見てみると主観が薄れて俯瞰で見れる(気がする)ので、おかしい箇所を見極めて早い段階で修正できる(気がする)のが理由のひとつ。あと、未完成画像を都度残しておくことで進んだことが実感できる。性格はせっかちなくせに手が遅いので、画像に残してでもおかないと進んでいる実感があまりわかない。進んでいる実感が無いと飽きてしまう。要するに、飽きて投げ出さないようにするために撮っているのが大きい。
 撮る時は、何か絵に違和感を感じ引っかかり、手が止まって進まなくなった時で、絵を画面で確認している。逆に、手がノッてる時なんかは撮る暇なく進められているのだ。

 アナログはやり直しがきかないので、スキャンして色塗り用の別紙に印刷した。塗りの前にまずはデジタルで彩色イメージを吐き出す。


彩色イメージざっくり。Ibis paint使用。


 ニジミとボカシを効かせた塗りを目指したいので「0:Colorless Blender」をたっぷり使う。印刷は小さいサイズの画用紙に、ハガキサイズ印刷したが、線は潰れず結構キレイに出た。
 

ざっくりなデジタル彩色イメージからアナログへ展開。
紙にペタペタ塗ってると、インクがジュワジュワ染み込む。この感触はやっぱり楽しい。
しまった…初っ端から塗りすぎた!
葉っぱを濃くし過ぎてのっぺりした…瑞々しさも無い…!
「0:Colorless Blender」で薄めた。
ちょっとのっぺりマシになったかな。
どこが変わったか間違い探し状態。
シャツも塗り過ぎたぁ。
乾いてる:濡れてる=7:3〜8:2
ぐらいで、乾いてる方が多めと想定していたのにずぶ濡れに見える。何で塗り過ぎちゃうんだろう…色塗りだすと止まらなくなるもんなぁ。


空が色付くと一気に進んだ感じ。
でもちょっとなんか違う…。虹も雲ももっとぼやんとさせたい。


空に手こずる。なんか違う…。


左下の紫陽花ぐらいで全面塗るつもりだった当初。
結構がっつり塗ってしまったのは、やっぱり薄いとちょっと物足りなくなったからもう仕方無い。


猫の毛色は白黒ハチワレ🐾のら猫なのでちょっと汚れ気味。ホワイトで雨の粒を追加。こうして見ると、色を塗るなら雨の黒い線はもっと細い&少ないほうがよかったかも。

一応これにて完成!


ちなみに、原画と比べるとこんな感じ。
色塗りは画用紙にハガキサイズ。左上には虹の練習跡。
(色の順序違ってたから、練習しといて良かった)


 画用紙はコピックの滲みが良くて、紙もそこそこ強くて塗りやすかった。
 梅雨が明ける前に完成したので満足!


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