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自分の機嫌は自分でとる

昨年の秋に出産を経験した。3118gの男の子。
ここではジュニアと呼ぶことにする。
紆余曲折あった約10ヶ月の妊婦生活のクライマックスに30時間以上の陣痛を乗り越えてようやく出産というゴールテープを切ったのだ。そして同時にそれは育児という長い道のりのスタートでもあった。まさに終わりは始まり。諺ってよくできている。
心の準備もそこそこに育児が生活の主軸となって私の生活はガラリと変わった。満身創痍で寝不足の日々。大人と話す機会はめっきり減った。趣味思考まで制限がかかる反復作業な毎日は自分の子供を育てられる幸せよりも少しだけしんどさの方が勝っていた。毎日ジュニアの発する「あー」や「うー」といった赤ちゃん特有の喃語。その喃語に相槌や独り言を繰り返す。マニュアル通りにどうでもいい天気や気温の話なんかをする。そんな作業のような育児は何故かアパレル時代を思い出した。空っぽな話は一周回ってなんだか泣けた。
ただ人間の適応力というものは凄まじい。2ヶ月もすれば大抵のことが当たり前になる。そうなってしまえばこっちのものだ。悲観的に考えることもなく、それなりに平穏で充実した毎日になってしまう。
昨日なんてジュニアが声を出して笑っただけで最高の1日になった。気がつけばカメラロールの写真が日毎何十単位で増えていて「これは親バカかもしれない」と他人事のように思う。でもきっとそれでいい。バカくらいが丁度いい。

そうして生まれた心の余裕みたいなものの矛先こそがこのnoteである。
昔から文書を書くことは割と好きだったのでまずは手軽なところから"自分の機嫌は自分でとる"を実践しようと思った所存。

書いて欲しい事柄や質問があればTwitterまで。
これから末永くよろしくお願いします。

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