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soranositahajime
☆始まりだけ☆ 続きはあなたで -013
あっつい昼下がり。
モヤモヤとしながらスーパーへの道を歩いていた。
何が。って訳じゃないけど、なんとなくモヤモヤした気分。
そんなとき
「だぁ~かぁ~らぁ~」
耳に飛び込んできたのは、何やら不機嫌な声。
信号待ちの金髪ピアスくんが、すごい剣幕でケータイの向こう側と言い争っていた。
(聞いたらマズいよね…)
と思いながらも、モヤモヤ期の体は正直で理性は好奇心に勝てなかった。
なんだ?なんだ? 別れ話? 金銭トラブル? もっと他の何か?
ススッと足を金髪ピアスくんへ寄せた。
……
「だから~。何回も言ってんじゃん。バルサンたくほどじゃねぇって!」
……!!!
なんかごめん。
人のもめごとを他人が推し量ってはいけないな。
なんか、とりあえずごめん。
金髪ピアスくんよ。たしかにバルサンの境界線は難しいわな。
私はそそくさと、スーパーへ向かったのであった。
☆続きはあなたでどうぞ☆
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