☆始まりだけ☆ 続きはあなたで -012
「大地震が来るらしいよ」
ふーん。って思って朝ごはんを食べていたら、本当に地震が来てしまった。幸いなことに、大きな被害はなかったのだが…
「そういえば…」
小学生の頃、「ぶたが降るって言ったら、本当にぶたが降ってきた」って内容の本を読んだことを思い出した。
確か最後は、この不思議な現象をよこしまなことに使おうとして、ダメになっちゃうってオチだったな。
口に出したことが現実に起こる。
それなら、私はどんなことを口にするだろう?
私のため? 恋人のため? 家族のため? 知らないだれかのため?
でも…
それは、喜ばしいことなの?
それとも、怖いことなの?
そんなことをプラプラ考えながら、同時に今日の夕飯のことを考えている。
「あっ。牛乳、買ってこなくちゃ」
☆続きはあなたでどうぞ☆
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