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お金について知ることで、人生を主体的に選べるようになる

こんにちは、あひろです。現在第一子を授かったことを機に6か月の育休を取得中です。育休を取得したことで、時間に余裕ができ様々なことを学んでいます。

その中でも特に興味を持っているのが”お金”について。過去の投資の失敗談から現在~未来のお金の向き合い方についてまとめてみました。

過去

新卒で入社してから1年くらいたったころ、貯金の利率が悪いので投資をはじめてみようかと考えました。独身で会社の寮生活、物欲もあまりなかったので貯金は割と貯まっていました。

いろいろ調べてみましたが、株式, 投資信託, ETF, FX, 不動産など何が良いのかいまいちわかりませんでした。とりあえずNISAで講座を作るのがよさそうだということはわかり、メインで使っていた銀行の窓口にいって相談してみました。

とりあえず始めたNISAで失敗

投資初心者であれば投資信託がおすすめだといわれ、説明をうけました。そこで”勉強のためにも”と思い、いくつかの銘柄を購入を決意。

失敗したのはそのうちの1つ。銀行おすすめのバランスファンドと呼ばれるものでした。

”投資のプロが最適な配分で株式と債券を購入”
”最近できたばかりでおすすめ”
”-10%になったら自動的に解約”
”年利5%期待できる”

今思えばあまり魅力的な内容ではないのですが、当時は知識もなかったので”プロが運用するなら大丈夫だろう”くらいに思って60万円購入しました。2017年に購入して数年ほったらかしていましたが、最大で1.5万円程度値上がりしたのみで、コロナショックで暴落。”-10%になったので解約します”と連絡が来て手元には54万円が残りました。

投資は損をすることもあるとよく聞きますが、”こういうこともあるのか”とはじめて実感しました。

インデックス投資で運よく成功

バランスファンドの購入時に、月5万円ずつ積み立て投資も始めていました。日経平均連動のインデックスファンド。”取引手数料が低いですよ”といわれ、こちらもよくわからないまま購入していました。

上記で購入したバランスファンドがくすぶっている間も、徐々に値上がりを続け+20万円くらいまで増えていました。しかしコロナショックで一気に暴落。+20万円あったのが-30万円まで値下がりしました。

すぐにお金が必要な予定もなかったので、しばらく積み立ては続けていました。すると暴落から1年くらいで+60万円まで値上がりしました。

増えすぎていたので、また落ちるのではないかと怖くなってきたので利益確定しました。それが2021年2月16日。偶然にもその翌日から日経平均株価は下落していきました。

下落しても持ち続けられる範囲で投資は続けないと、メンタルがもたないなと感じた経験でした。

2つの転機

ここでお金に対する見方がかわる人生の転機が2つありました。

1つ目は結婚と出産
それまで自分だけのお金だったものが、家族のお金に変わりました。独身だと余裕のあった収入も、家族ができたことで、きちんと管理する必要が出てきました。

2つ目はマイホームの購入
フルローンでマイホームの購入を決意しました。人生で最大の買い物です。どうやってローンを組んで、いついくら支払うのがトータルで特になるのかなど、お金について学ぶきっかけにもなりました。繰り上げ返済をするのが良いのか、自分で投資して資産を増やしてから支払った方がいいのかなど、色々考えるようになりました。

現在~未来

上記2つの転機をきっかけに、お金の勉強をするようになりました。勉強といっても何か資格を取ったりするわけではなく、youtubeや書籍で学んだり、お金に関するニュースにアンテナを張っているくらいです。

S&P500と全世界株式に積み立て投資

投資の勉強をしていると、米国株や全世界株に投資するのが1つのスタンダードであることを知りました。恥ずかしながら投資をはじめて5年目ではじめて知りました。

無理のない範囲でこの2つに積み立て投資を始めています。自分と妻の積み立てNISAに加え、子供のジュニアNISAを使って、非課税の範囲内で投資をしています。

現在、全世界的に株価が上がり続けていて、すぐに暴落してしまうのではないかという懸念もあります。コロナの変異株が出てくるたびに下落しているのも事実です。しかし、上記の失敗経験があるため、投資は下がるものと割り切れています。今下がっても10年後に巻き返していたらいいかなくらいのスタンスで投資を続けられているのも、失敗があったからこそだと思っています。今は目先の暴落の懸念よりも、非課税枠を使えるメリットを優先して考えています。

ライフプランシートの作成

次に妻と相談しながらライフプランを立ててみました。FPに相談しようかとも考えましたが、育休で時間もあったので自分で1から作りました。子供は何人で、何年後くらい、大学まで行かせる前提かどうか、都度出費はいくらかかりそうか、何歳まで生きるかw など、色々想定してみました。

“今の収入だと、これくらいは投資に回してもいいかな”
”2人目の子が幼稚園に入るころまでは専業主婦でもいいかも”
”共働きすればその分は娯楽に回せるね”

我が家で作ったライフプランシートを作った前提は、”これ通りに出費を抑えることが目的じゃない。変化があれば適宜修正して、どこにお金をかけるか考えるベースにするもの。”です。

家計簿をつける

家計簿もつけ始めました。細かい家計簿はつけられないので項目は最小限。
固定費、食費、日用品、その他くらいのカテゴリーでチェックしています。

目的は上記で書いたライフプランシートの出費を適正化していくためです。ひとまず、食費や日用品などの生活費は一律でいくらかかる前提かをおいています。家族が増えたり、子供が大きくなったりすると変化していくものなので、適宜修正していく予定です。

家計簿もライフプランシートと同じく、出費を抑えることが目的ではなく、現状を把握するためのものという位置づけです。

お金について考えていること

お金との向き合い方の変化

ここ数年でお金との向き合い方が大きく変わりました。何も勉強する前は、お金は”あればあるほどいい”と思っていました。そのために”はやく出世しないと”とか”長時間働いて残業代をもらおう”など考えて行動していました。

しかし今は、”これくらいの収入ならこれくらいの生活はできそう”と想像できています。そうすることで、”お金をとる”のか”家族との時間をとる”のか”自己投資を優先するのか”を主体的に選べるようになっています。

でもやっぱりお金があるのは嬉しい

”お金がすべてじゃない”というスタンスでまとめに向かっていましたが、それでもやっぱりお金がたくさんあるのは嬉しいと思いますw 

世帯年収1100万円までは、年収に応じて幸福度が上がり、それ以上は上がらないという研究結果を見たことがあります。私の収入は1100万円には到底及ばないので、まだまだ幸福度は上がる余地が上がるのだと思っています。

ここでお金の勉強をはじめてよかった点がもう一つあります。

それは本業以外にもお金を稼ぐ方法があると認識したこと。わたしは比較的大きなメーカー企業で働いていて、副業をしている人と出会ったことはありません(黙ってやっている人はいるかもしれませんが)。副業や複業が当たり前になっている時代ですが、自分の周りにそういう人たちがいないとなかなか想像できませんでした。

しかし、お金の勉強をすることで自分にも何か始められそうだなと感じられました。そしてブログを開設してみました。いまは育休を取得中なので、主に男性の育休について発信をしています。まだまだ収益は見込めていませんが、まずは月1万円を目標に頑張っていこうと思っています。興味のある方はのぞきにきてみてください。

収益を出すのが当初の目的でしたが、今は文章を書くこと自体も楽しめていますし、書くために色々調べることも学びになって、言い事尽くしだなと感じています。

まとめ

少し話が発散してしまったので、考えをまとめると、お金について学んだことで、人生を主体的に選べるようになったと感じています。逆説的ですが、お金について知ることで、お金以外の大切なものに気づいたともいえます。

同じAという人生を送るにしても、Aしか選択しがなかった人と、A, B, Cの中から自らAを選んだ人では人生の満足度が全然異なると思います。主体的に人生を選ぶきっかけをつかむためにも、お金について知ることはとても大切なことだと思います。

さいごまで読んでくださった方、ありがとうございました!




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