「推し活」をしたい。
オフィスの入ったビルを出て思わず
「うわっ!寒っ!」
と、小さく悲鳴をあげてしまった。
今日は急に寒い。犬達も朝は丸くなって寝ていた。ワンモナイトができてると「あー、冷えるなー」と感じる。
今朝のテレビ番組で「推し活」の特集をやっていた。
自分の「推し」について考えてみたけれど、無機物(地下鉄とか)や、故人(泉鏡花とか)しか浮かんでこない。
違うんだ。そういうことじゃないんだ。
推しの家政婦になったつもりで家事をしたり、推しが生きてる世界にいるというだけで生きることに前向きになったりしたいんだ。
推しが欲しい。生活の中心に据えるくらい夢中になれる推しが欲しい。
「東京の小平市に下水道博物館があるよ」
と聞いて心が躍るがそういうことじゃないんだ。
下水道のために環境に優しい洗剤を使おうとか、そういうことじゃないんだ。
「金沢まで日帰りできるか?!犬の世話に支障がない程度で行くとしたら何ができるか?!」
って時刻表眺めて
「せめて泉鏡花記念館だけは行きたい!!」
とか言ってるけど、そういうことじゃないんだ。
たくさん読みたい本はあるし、観たい映画もあるし、行きたいところもあるし、乗りたい電車もあるし、下水道見に行きたいし。
あー。
気持ちの向きが四方八方に向いてるから、「全てを捧げる対象としての推し」が見つからないのか。
「推し」がいなくても楽しいことがたくさんあれば、それでいいか......
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