フィンランドでどうにか生きる

こんにちは、あひです。フィンランド在住で、Piece of Oishiという料理ブログをやっています。

私は、無給で高校の講師をしながら、実際の教育現場を体感するためにフィンランドに来ました。一年で帰る予定が、幸運にもパートナーと巡り合い、その他様々な理由から、現在もフィンランドに住んでいます。

私はいわゆるパートナービザで在留資格を得ています。仕事、留学、結婚などのが在留の理由の大半を占める中で、結婚せずにパートナービザを取得している私は、レアキャラなのは間違いありません。しかもこのレアキャラ、自立心が強く、好き嫌いが激しく、ついでに語学に対してものすごく苦手意識があります。語学学校に行ってフィンランド語を習得して、そこから大学院に行って教員免許を書き換えて教員になるだとか、はたまた専門学校に行って新たな資格を得て社会に出るとか、そういう選択は私には向いていないと感じていました。

しかし当然のことですが、生きていくにはお金が必要です。いくら節約生活をしていても、日本の教員生活で頑張って蓄えたお金には限りがあります。宝くじも一向にあたりません。そして、社会とのつながりを得るためにも、何かして、お金を稼がねばならぬ。半年以上、あれやこれやをいろいろ試してみた結果、会社や組織に属するのではなくて、自分でお金を稼ぐチャレンジをしてみるのも悪くないなぁと思い至りました。

理系一直線で大学院まで修了し、その後は教員になった私は、ビジネスのびの字もわかりません。けれど、フィンランドに来て出会った人生の先輩でもある友人たちが、あれこれ悩みながらもチャレンジし続ける姿を見て、こんな風に、いくつになっても足掻いてもがいて、悩める人生って素敵だな、私もそういう人生がいいな、と感じました。それならやってやろう。私に失うものはない。

大きな会社を持ちたいとか、大金持ちになりたいとか、そういう夢は一切なく、ただ、食べるに困らない程度の、パートナーに何があっても二人分の人生は面倒を見られるくらいの、そのサイズ感で生きています。でも、自分の部屋は欲しい、欲を言えば、いつか自分の家が欲しい。でもまあ、その程度です。

どや顔で語れるビジネスプランがあるわけでも、誰かの刺激になるような有益な情報を発信できるわけでもないけれど、自分が確かに何かに挑戦したのだ、という記録を残したくて、noteを書いています。

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