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お姫様には王子様を

【※いつもの半分以下の量で文章を書いてみようプロジェクトでございます。あっさり終わります。】

ウエディングドレスにタキシード。この装いはどこかしら幻想的で、一生に一度(とは限らないけれど、当事者たちはきっとそう思って式を迎える)の晴れ舞台に、男女は何を夢見るのだろう。
結婚式は、ちょっとだけおとぎ話な要素が多い気がする。教会も、白いドレスも、可愛らしいブーケも、絵に描いたように可愛らしく華やかだ。近頃はハワイでフォトジェニックなウエディングをするそうで、結婚は女の子の夢を叶えてくれるものとして扱われている。
そう。結婚は、女の夢であり、女の憧れだ。結婚式は女の子の夢そのものであり、その主役は自分、プリンセスは私なのだ。

身震いしそうなくらい寒いセリフを吐くけれど。
女の子はみんな、自分がプリンセスになる夢を見続けるのではないだろうか。大人だろうが子供だろうが、心のどこかでプリンセスに憧れているのではないだろうか。今わたしは自分の吐くセリフにちょっとむせ返りそうだけれど、しかしこれに納得がいくのはそれを証明するメディアがこの世にたくさんあるからだ。
ジャニーズに憧れる女の子たちはきっと、彼らに理想の王子様を追い求めている。少女漫画の俺様キャラに胸キュンするのも、強い男性に迫られる自分を想像してのことなのではないか。そういう女性がこの世の全てといわけではないけれど、そういうメディアがやけに売れるのは、つまり、そういうことなのかもしれない。

一方で、男性にもまた男性のロマンがある。
湘南乃風やORANGE RANGEを聞くあの青春、あの感じ。カラオケでみんなが歌う、あのアーティスト。大親友の連れパスタ作ったお前にロマンスを感じる男心は女にはいまいちわからないけれど、男性が心のどこかで追い求める理想の女性もまだあるのだと思う。男心はわからないので、語りたくても語れない。
男性でディズニープリンセスに憧れる人はいるのだろうか。新垣結衣とディズニープリンセスの二つで多数決をとったら、前者圧勝なきがする。比べる対象をまず間違えてはいるが、男性には男性のロマンがあるのだろう。ぜひ、詳しく知りたい。

結婚式での男女は、きっとありのままの彼らではない。ひとときの王子様とお姫様だ。これからの人生を約束するその瞬間、姫と王子は誓いを立てる。
それがおとぎ話に近しい雰囲気であるとしたら、これからの結婚生活が「ドキュメント」のようにリアルで生々しく捉えられるのは当たり前なのかもしれない。その先の生活は、決しておとぎ話なんかではない。約束を立てるその瞬間は、夢見たいな憧れが実現する。結婚式は、非現実的だ。

お姫様には王子様を。出会いはきっと運命だから、とかいってみたり。ドレスにタキシードが並ぶあのシルエットがやけにしっくりくるから、やっぱり結婚には夢が必要だと思う。結婚は、憧れでなければならないのかもしれない。子孫繁栄云々カンヌン、考えることは山積みだけれど、結婚がなくなったら世界の歴史は途絶える。
憧れのものであるから、それを目指そうとする。婚活も、結婚相談所も、私たちの世界には必要なものなのだ。

とはいえやはり、出会いは必然で、縁は大切だと私は思うから。
共に人生を歩むことを誓うあの夢の世界のような結婚式は、二人にとって最高のものであるべきだと思う。人が生きている間で一番人に囲まれるのは、結婚式だと思うから。その次は、あとは命が耐えた時の、お葬式くらいだと思うから。
おめでとうで溢れるあの瞬間は。好きな人と誓いを立てるあのひとときは。
姫と王子のように。
夢のように幸せな空間であってほしいと思う。

…結婚してない23歳独身女の独り言でした☆

#エッセイ #コラム #結婚



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